*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い14 (ページ46)

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事故の怖さ (智×翔) 7 ページ46

潤side

潤「さとにっ!?」

智「…んふ。だい、じょぶ?なかな、いの」

やっと、起きてくれた……。
毎日、ここに通って「早く起きて?」って声聞こえたのかな?

体力が落てるせいか、まだまだ呼吸が安定してなくて
酸素マスクはつけたままだけど、それ越しにしっかり智にぃの声が聞こえて…。

和にぃも俺も、涙は止まらなかった。

雅にぃはどうもおかしくて、不安定気味。
カウンセラーがなんとか話を聞こうとしてるんだけど「大丈夫です」の一点張りらしい。

智にぃも翔にぃもいないことで、「俺がしっかりしなきゃ」って追い込んで
結果、一番苦しんでるのは雅にぃ。

今も、さっき眠らされたとこで
智にぃが起きたことは知らない。

カウンセラーには、「今はゆっくり休ませた方がいいですよ」って言われたから明日言うことにした。

翔にぃだって、絶対起きるよ?
植物人間になんてさせないから。

和「…よかった…。あとは、しょにぃだけ…」

潤「大丈夫。あの翔にぃだもん。
俺たち残して逝ったりしないよ…」

智にぃが寝ちゃった後、ICU前で今後の話をする。

雅にぃに負担かけちゃったから、今度は俺らが支える番。

潤「…痩せたね、和にぃ…」

そんなこと言えば、「潤もでしょ?」って。

でも、もう大丈夫だよね?
だって、一家の大黒柱が起きたんだもん。

待ってるよ、翔にぃ?