*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い14 (ページ23)

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インフルエンザ 7 ページ23

和side

やっぱり、帰ってきたら一目瞭然。

歩くのがやっとってくらい、フラフラしてる。
それでも、まだ諦めないのが雅にぃ(笑)

もう、みんなにバレバレ。

翔「もーいいから。おいで、雅紀?」

雅「…ん、めんなさい…」

智「んふふ。頑張って看病してくれたんだよね?
今度は、僕らが看病する番」

「でも、病み上がりだもん」って、自分そっちのけで兄弟の心配。

そんなの、もう治ってるからね。
だから、大丈夫。

和「雅にぃはゆっくりして?」

ベッドはやだって言うからしょうがなく和室に布団を敷き僕も一緒に入る。

雅「あひゃ、んふ、あったかいね!!」

和「ん…だね…」

なんか、雅にぃの声が心地くて
気づけば、本人より先に寝ちゃってて…(笑)

潤の叫び声で目が覚めた。
隣にあった温もりは一切無く、リビングへと行ってみる。

雅「んっ、おぇ…っ、んーっ！」

智「ん、大丈夫、だいじょーぶ。
我慢しないで出しちゃいなね?」

智にぃと雅にぃのやり取りを見てると、翔にぃがこっちに来て
雅紀とAもインフルエンザって。

でも、今回は看病役が４人もいるから
入院は免れるね…。

負担は、一つでも減らしたいから。

智にぃの腕の中でぐったりしてる雅にぃ。

ここ数日一番頑張ったもん。
一番免疫力ないくせに…。

智「ん?和がいいの?」

雅「ん…かず…ﾊｧﾊｧ…か、ず…」

和「んー?なになに、どうしたの?」

雅「…っしょに、ねよ…?」

……。
今日だけ特別。一緒に寝てあげる。

「よろしくね?」って、智にぃに合図されたから
僕が雅にぃを看ることになった。

早くよくなってよ?
じゃないと、ゲームしてくれる相手いなくなるんだから…。