腹痛 5 ページ13
智side
「ふえっ、やぁ〜、…かないっ、いかない…」
智「お腹痛いでしょ〜?それ治しに行こうね」
着替えさせるのは、時間がかかりそうだったから、パジャマ姿で病院へ。
「診察はじまるまで手伝うよ」って和が行ってくれたから和も連れて３人で。
智「とーちゃーく。
ベッドにごろーんってするよー」
「やっ、あぁ〜、…とにぃー!!」
ボロボロ涙を流しながら抱っこのポーズ。
そんな泣かれると、躊躇しちゃうじゃん…。
和「おじさん。早く準備してきてよ。僕がAみてるから」
智「……?わかった。よろしくね」
聞き逃したっていうことにしておこう…。
あの感じだと飲み薬で出すのは不可能に近い。
智「かずー、Aー」
「ふえぇー。やぁーだ、…っちこな、で！」
僕を見た瞬間、「やだー」って距離をとろうとする。
まだ、何もやってないんだけど…。
和の手を握りながら怯えたような目で見てくる。
和「んふ。そんな事言わないの。治してくれるからね?」
「んんっ、ふぇっ……」
和「また、痛くなってきちゃった?」
お腹を押さえて体をくの字に曲げて「んんっ」って唸ってる。
早く出してあげなきゃね。
智「ごめんね〜。痛いかもしれないけど、ちょっと我慢ね?」
体制を仰向けに直し、触診を進めていく。
「うぅ、ん、んんっ、や〜」
うーん、やっぱ飲み薬じゃ無理かなー。
智「痛かったねー、もう終わり」
和「浣腸?」
智「…うん、そうする。手伝ってくれる?」
和「当たり前。なんのために来たか(笑)」
それじゃ、始めようか…。
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2015年2月2日 7時
