*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い11 (ページ43)

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さとくん、しょーちゃん 8 ページ43

雅side

翌朝
隣で寝ている智にぃはまだまだ熱くて熱が下がってないことはイヤでもわかる。

潤「おはよ。どー?」

雅「んー、まだ下がってないかな」

潤「翔にぃもまだ熱かったよ」

雅「今日休めば明日には下がると思うんだけどね…」

潤「たしか今日は雅にぃ休みなんだよね?」

うん、そうそう。
ずっと働き詰めだったから休みをもらったんだよ(笑)

じゃあ、俺は仕事だから行くね?
朝とお昼のご飯は作っておいたから温め直して食べて?

という言葉を残して出て行った。

かっこいいよなー。
ほんと、男の俺でも惚れちゃう(笑)

とりあえず俺もそろそろ起きようかな。

もう少ししたら、二人を起こせばいいしね。

智にぃを起こさないようにそっと部屋を抜けてリビングへと向かう。

テレビを見て暇つぶしをしていると、泣いてる声。

あー、やっべ。

翔「ん、んっ……ﾋｸｯ…」

雅「ごめんね?よしっ、リビング行こっか」

翔にぃを抱いてリビングへと戻ると今度は違う泣き声?(笑)

翔「ん、んっ。や、やぁだー」

雅「すぐね?すぐ戻ってくるからさ……」

翔「んーっ。ﾋｸｯﾋｯｸ……んぐっ」

和「あー、雅にぃ行っていいよ。僕、ここにいるから」

いつの間にか起きてきた和に助けられて俺は智にぃの元へと急ぐ。

智「ふぇ、ひぐっ……うえぇーん」

雅「ん、よしよし、大丈夫だよ～」

俺が来た途端にぎゅってしがみついてきた。

智「…も、な……ど、か…ひぐっ…」

雅「もう大丈夫。ね?」

何を言ったのか聞き取れなかったけど、泣き止ませる事を優先する。

話はその後聞けばいいからね。

雅「もう泣かないよ?ほらっ、和たちのとこ行こ」

おんぶして、階段を下りソファに下ろすけど、一向に離れようとしない(笑)

雅「ジュース飲む?」

智「………ん」

やっと離してくれたけど、不安なのかな。
俺をじっと見てるの。

智にぃと翔にぃの分のジュースを持って行ってあげれば二人ともごくごくと一気に飲む。

和「んふふ。そんな急いで飲まなくても…(笑)」