きっと大丈夫 (智) 5 ページ5
翔side
翔「あっ、かず」
和「翔にぃ…、警察行ってきたの?」
翌朝、朝一で警察に行って被害届け出してきた。
いつ、どこで、どんな風に……。
分かる範囲で事情も話した。
また、詳しいことは本人に聞くって言ってたから意識が戻ったら事情聴取かな?
ICU前でぼーっと佇んでいた和。
目の前にはガラス越しに智にぃの姿が見える。
挿管もされてるし、モニターもつけられてて…
重傷ってことが目に見えて分かる。
でも、しっかり心臓は動いてるんだよ?
一時止まったけど今は動いてるから大丈夫。
和「智にぃ、起きたらお説教だもん。
暗い夜道に一人で帰ってくるなんて……」
ばかって小声で言った和に思わず笑いそうになった(笑)
そしたら、雅紀もお説教かな〜?
怒った和は恐いからね…。
和「翔にぃ!!」
翔「んえっ?!」
いきなりの大声に声、裏返っちゃったじゃん(笑)
和「甘えさせないでね。僕がビシッと叱るから」
翔「あ、う、うん…(笑)」
雅「翔にぃ、和……?」
翔「おぉ、まさ…」
和「雅にぃ!!」
雅「…！」
「覚悟しててね?」って言葉を残してこの場を離れていった和。
いきなり言われても何のこっちゃって感じでしょ…。
案の定、状況が掴めてない雅紀は固まってる(笑)
雅「……ん?どういうこと?」
翔「………しらね(笑)」
和が一番兄妹の事を想ってるからこそ心配でたまらなかったんだよね?
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2014年8月4日 22時
