さとくん、しょーちゃん 2 ページ37
和side
うえーんって玄関開けた途端に聞こえてくる泣き声。
智にぃ休みでいるはずなんだけどなー…。
智「ん、ぁ、かぁず?」
和「え、ちょ、大丈夫なの?」
リビングに入るとポツンと佇んでいる智にぃ。
翔にぃを抱いてるんだけど、目は虚ろだしやっと立ってるって感じ。
和「とりあえずさ、座ろうよ」
智「ん、ん。…ぃ……しょ、ちゃん……ょいん…」
和「ん、わかった。わかったよ。病院ね?
智にぃも一緒に行こう?」
翔にぃを受け取り先に車に乗せ、
リビングから一歩も動かない智にぃもなんとか車に乗せた。
病院に着くと駐車場に車を止め、とりあえず雅にぃに電話。
雅「かず?どうしたの?」
和「智にぃと翔にぃがさ、熱出してて病院連れてきた。
でも、僕ひとりじゃ連れてけない…」
ん、わかった。行くね
そう返事をもらったから車内で待ってることに。
数分で車まで来てくれた雅にぃ。
この状態を知ってか知らずか白衣は着てこなくて、いつもの雅にぃと変わらない。
雅「んーと、診察だよね?今日結構混んでるけど、待ってられるかな?
辛いなら、ベッドくらい確保できるけど…」
智「しょっ、しょー、ちゃん。…なぃと、…め」
和「ん〜?なぁに?」
智「しょお、寝る。ねないと、だめなの」
雅「翔にぃ?俺的には智にぃも結構熱ありそうだけどな〜。
ま、とりあえず院内入ろうか」
智「……。…ぃ、…く、は…」
病院に入ることを拒む智にぃ。
翔にぃもイヤイヤって首を横に振ってる。
雅「んーん、行かないとだぁめ。俺も和もいるから、ね?」
さとくん、しょーちゃん 3→←さとくん、しょーちゃん 1 ﾘｸ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 450人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2014年8月4日 22時
