*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い11 (ページ30)

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食中毒 3 ページ30

和side

それから数日して、少しは良くなったかな～って思ってたのに

お昼を食べ終わった後くらいから、今度はお腹が痛いって言い出した。

和「ん～、湯たんぽとか作ってもらおうか」

「んぅ～……たぃ…でなで…」

和「ん、なでなでしようね～」

湯たんぽを作ってもらってる間にお腹を撫でてあげて少しでも痛みを和らげてあげる。

「…ずにぃ…だっこぉ～」

和「ええっ。抱っこー?
お腹冷えちゃうからもう少し経ってからね?」

「ん～、やぁ～、…ま、いま…」

湯たんぽが届いたっていうのに、温められないじゃん(笑)

とりあえず一旦置いといて……。

和「じゃあ、和にぃと一緒に寝ようか。にぃ、今日ずっといられるからね」

運良く休みな僕はずっと一緒にいられるわけで…。

執刀が入ってる翔にぃに、今忙しい内科の智にぃ、潤。
小児科だって人手不足で雅にぃも忙しい…。

この状況じゃ、Aの様子を見に来れる時間も少なくなるからね。

Aの寝ているベッドに上がらせてもらって後ろからぎゅーっと抱きつく。

それから、お腹をポンポンと優しく叩けば力の入っていたお腹は徐々に抜けてきて寝息が聞こえてきた。

置いといた湯たんぽをお腹に持って行ってあげしばらく僕も一緒に横になってたけど、気づけば寝ちゃってて。

誰かに身体を揺すられて目が覚めた。

和「ん、んん?A?」

「…ず、っ……に…」

和「え、ちょ、まって……」

口元を抑えてたから、吐き気があるのかな。

ベッドの下にあったゴミ箱を口に持って行くとすぐに吐き出した。

まだ消化されてない昼食も一気に吐き出され、
まだ吐き気があるのか空嘔吐を繰り返してる。

和「つらいな～」

「…っ、っ……ん、っ、」

背中を撫でてるんだけど、また熱ぶり返したな…。