食中毒 1 ﾘｸ ページ28
潤side
とある事情で入院する事になったA。
熱も高く、咳もしてたから念のためね。
俺らも仕事を休むわけには行かないし…
家でひとりでいさせるのは心配だから。
病院なら休憩時にでも様子を見に来れる。
「ｹﾎｹﾎｯ…んぅ〜…ふぇっ……」
潤「ん、辛いね。泣かなくて大丈夫だよー」
「んんっ。うぇえーん!!やぁ〜」
潤「うんうん。やだね〜……」
Aを抱き上げトントンってすれば泣きやみはしたものの、服をぎゅって掴まれ離れなくなっちゃった(笑)
「んっ、ふぇ……ｹﾎｹﾞﾎｯ」
潤「あ〜、ごめん、ごめん」
寝たかなってちょっとでも身体を離そうとすれば、また泣き出しそう…。
俺の休憩時間が後五分強…。
二、三分外に出て気分転換でもしようか。
誰か来ても心配されないようにメモを残しAを抱っこしたまま点滴を押し外に出る。
もちろんブランケットはかけてるよ(笑)
あいにくの雨だから中庭には行けないから、小児ルームへ向かう。
まぁ、そこでまたAの人見知りが発揮しちゃって、入院中の子供たちがたくさんいるのに遊ぼうとしない(笑)
無理やりはかわいそうだから、子供がいない隅に行き抱っこから下ろす。
「んぅ〜、ん、んんっ…。うわぁ〜ん」
潤「あー、やだのね。ごめんね。もう、病室戻ろうか」
作戦失敗……。
機嫌とろうと思ったのに逆に機嫌悪くなっちゃった。
まぁ、熱もあるし身体が怠いから余計だよね。
和「あっ、帰ってきたー。もう、ちょービビった(笑)
ここきたら、Aいないし……」
潤「小児ルーム連れて行ったんだけど機嫌悪くて戻ってきた」
和「そっか〜。ご機嫌ナナメなのね〜?
じゃー、僕と交代。潤、行かないとダメでしょ」
「ぁ、あっ……んぅ〜、じゅーにぃ〜!!」
和「バイバイって。お仕事頑張ってね〜って」
「やぁーーっ!!」
和潤「………(笑)」
今日はずっと機嫌は直らないだろうね。
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2014年8月4日 22時
