不幸の連鎖 (雅紀) 2 ページ18
和side
病院の救外に連れて行き検査をするんだけど、知らない先生ばっかだからイヤイヤ言ってる。
車の中で咳は止まったものの、今度は胸が痛いって言い出してびっくり。
雅「…ょーにがいぃー!!」
智「あの〜、すいません。外科の翔先生を連れてきてもらえませんか?
それから、僕らが診察しても大丈夫ですか?」
『はい。すぐお呼びします。
診察室もご用意させますねー』
しびれを切らした智にぃが翔にぃを連れてきてもらえるようにお願いすると快く受けてくれ、
それに加えて自分らが診てもいいかっていうむちゃなお願いも聞いてくれた。
翔「智にぃ?どうしたの?」
しばらくしてやってきた翔にぃはこの状態をすぐ理解してくれて、雅にぃのそばまできた。
智「ほらー、雅紀。翔来てくれたよ?」
雅「ん、んんっ。ｹﾎｯｹﾎｯ……ょおに…」
翔「なに〜、どうしたの?イヤイヤ言ってちゃダメでしょ?」
雅「…ってないもん」
翔「じゃあ、もしもしだけしちゃおうか。
智にぃ、手伝ってもらっていい?」
まだくずってる雅にぃの相手は翔にぃがして聴診を智にぃがやる。
雅「んんぅ〜、やぁ〜……ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
翔「大丈夫、だいじょーぶ」
雅「……ふぇっ……うぇえ〜ん」
智「ごめんね〜。冷たかったね。大丈夫だよ〜」
翔「聞こえる?」
智「うん。とりあえず、呼吸音は大丈夫そう。肺音が少し気になるな……」
念のため胸部レントゲンした方がよさそうと言う智にぃの言葉でレントゲン室へ。
こっからは、レントゲン技師さんにお願いしないといけない。
雅「やぁ、だぁ……。って、まって…」
翔「大丈夫だよー。あそこから見えるから、ね?
ほらっ、智にぃと和いるよ?」
窓から手を振ってあげるけど、あまり効果はなかったみたい(笑)
和「そのまま翔にぃだけついててあげれば?」
マイク越しに問いかけると、わかったーって。
智「すいません。ほんとに…」
『いえ、大丈夫ですよ。すぐ、終わらせますね』
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2014年8月4日 22時
