妹ちゃんに彼氏 6 ページ14
雅side
やっぱり雅紀きてーって電話が来た。
思ってたより結構高い熱で、座薬をしたいらしいんだけど、暴れてて二人じゃ対処出来ないんだって。
雅「ねぇ、お願い!!かずぅ〜。すぐっ、すぐ戻ってくるから、ね?」
和「……だ、やだ〜。すぐ、こないもん」
雅「ほんとに！今回はちゃちゃっと終わらせるからさ〜」
和「ん、んぅ〜……いよ…」
いいよ、行ってきても。
その代わりすぐ戻って来てね?
よし、そうと決まれば和の気が変わらないうちに…
部屋をあとにし、応援に向かう。
すれば、部屋からは「やだー」って泣き声が聞こえてきた。
雅「A〜、どうしたの〜?」
「ふぇ、え、うぇえーん」
雅「泣かない、なかないー。力抜いてれば大丈夫だからねー」
「ん、んぅ〜…うわぁ〜ん!!ｹﾎｯ､ｹﾎｯ…ごほっ」
もう、泣き止まないでしょ。
とりあえずAの相手はするからいれちゃって。
智「うん、わかった。潤も声かけお願いね」
雅「ふぅ〜、ってしてごらん。ほら、一緒にしよ?」
潤「力入れると痛くなっちゃうからね。ふぅ〜だよー」
「んっ、ん、…ふ、ぅ……」
智「ん、じょうず〜、ふぅ〜ってね〜」
智にぃが上手くいれてくれたおかげで、ちょっとぐずったもののすぐに寝息が聞こえてきた。
智「ありがとね、雅紀、潤。また、何かあったら連絡するけど…(笑)」
ざっと、5分くらいかな〜?
まぁ、和ならこのくらい大丈夫かな〜って思ってたんだけど、そうでもなかったみたいだね。
涙の跡を残してベッドの上で既に寝ていた。
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2014年8月4日 22時
