*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い11 (ページ1)

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きっと大丈夫 (智) 1 ﾘｸページ1

智side

行ってきまーすと朝から爽やかな挨拶をして家を出る。

夏で日差しがテンテンとしてる今日、何を思ったのか歩いて行きたいなって…(笑)

持ち物も少ないことだしね。
病院までは徒歩20分ってとこかな。

出勤時間にも間に合う。

雅「さとにー?どうしたの?車こっちだよ?」

智「僕、今日歩いてく。なんか、健康にもいいじゃん?」

雅「えっ?まじ?(笑)じゃー、俺も歩いてこー」

智にぃ一人じゃ寂しいでしょ?

本当に優しいよね、雅紀って。

僕が気分屋過ぎるから後々後悔するんだ。

病院に着いて雅紀とは別れて内科ステーションまで向かう。

おはようございまーす。ってまたまた元気に挨拶して気合いを入れた。

その証拠に「今日は気合い入ってますね」って褒められちゃった。

智「久々に徒歩で来たから気分爽やか(笑)
これから習慣づけようかな」

「それはいいことですね。大人になるとなかなか運動しませんもんね」

比較的患者さんがいない診察室で担当ナースとちょっとしたお喋り。

「じゃ、患者さん呼びますね」と言われ医者モードに切り替え。

「風邪ですね」「胃腸炎ですね」「熱中症ですね」

いつもと同じような言葉を患者さんに伝え、点滴したりお薬出したり。
いつもより重度の患者さんがいなくて安心。

智「ふぅ～」

「大丈夫ですか?(笑)もうこれで午前外来終わりですよ」

その声を聞いてホッとする。
朝から気合いを入れすぎたのかちょこっと疲れた。

午後も気合い入れて頑張ろ。