思わせ野郎と嫉妬野郎。((橙×黄))

りょう ページ11

smoking room

と書かれた扉を開けて

中に入ると

飛び込んできた光景。

大倉が章ちゃんの唇にはむっと

食いついてるこの状況。


｢あ、わ…でえええええ｣

『んぁ、っ大倉のアホっ』

『亮ちゃんそんな驚かんでもええやーん』

｢いや、入ってきたん俺やなかったらどうするん｣

『そんときはそんときやろ〜』


のんきに言う大倉と

はあはあと、真っ赤な顔を手で仰ぐ章ちゃん


｢え、待って？

え？！｣

『んも、亮。

落ち着いて』

｢いや、落ち着けるわけ無いやん

…付き合うてんの？｣


俺は今一番気になることを聞く


『たった数分前からやけど…』


顔を赤くする大倉と


『おーくら、意外と嫉妬しぃやねんなぁ』


と笑う章ちゃん。

いやいや、笑い事やなくて

展開が早すぎて付いていかれへんって


『やってさ、まるちゃん！！

ヤスにバッグハグやで？！

もう耐えられへんくて

勢いで…』


2人に苦笑い浮かべて

一旦頭の中で整理。

タバコ咥えて火をつける


｢…メンバー内恋愛禁止ってどうなったん？｣

『んー、もうあれ、時効やろ笑』

『当のすばるくんやってまるちゃんとイチャイチャしてるし？』


そう…やんなぁ、

心のどこかがモヤモヤする。

なんでやろ。

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