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私の知らない女に。
電話で会いたいねって囁く男は、無遠慮に、掻き回す。

気を利かせて、溢れそうになる甘い声を我慢してやったら、嫌らしく笑って。


『っんぁ、…!』


わざと、弱いところばっかり。ムカつく。最低。クズ。彼女いる癖に。

でも。


そんな男を拒むことが出来ない私の方が、


最低だよなぁ。





▽△▽





皆さまこんにちは。なつきです。
長編の区切りが全然ついてないのに新しい(こころ)みを試す阿呆は私です。

ちょっとオムニバス形式のようなものを書きたくなりまして。

ほろ苦い、ビターチョコレートのような糖度のお話を。





最低な彼らと、最低な夢主の、下手くそで不器用な、恋未満の短編集です。



***



ちょぴっとだけ加筆修正しました。
(2020年8月24日)






後書きのような舞台裏。を書いていますが、リクエストがあればどしどしお越し下さい。書きますので。作者の心の安寧のために書いただけですので。
(2020年8月25日)

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作者名:なつき | 作成日時:2020年4月28日 6時

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