未練タラタラ ページ47
〜玲於 side〜
玲於:「…宮川さん」
A:「はい…」
玲於:「家まで送るけど、一人で大丈夫そう?」
A:「あぁ…はい…平気です…」
ほんとかよこいつ…
って思ったけど、もう彼女じゃないし、そこまで心配する義理はないと思って家まで送った
玲於:「じゃあ、会社には俺から言っておくから、1週間ちゃんと休んでください」
A:「ありがとう…ございます…ケホッ…」
少し看病をして、Aの部屋から出る
ついこの間別れ話をするために来たばかりなのに
少し懐かしく感じた
そこから車で会社に戻って
いつも通りの仕事をして
定時になって、家に帰る
気になってなんかない
あいつの事だから上手いことやってるだろ。きっと
プルルルル_プルルルル_
玲於:「もしもし」
亜嵐:「あ、どうだった?」
玲於:「いやその前にさ、誰が倒れたかちゃんと言えよ」
亜嵐:「だって別に玲於聞いてこなかったし」
まあ…そうなんだけど…
玲於:「…まあいいけど。インフルエンザのA型だった」
亜嵐:「じゃあ1週間は休みか」
玲於:「そうだね」
亜嵐:「会社終わったでしょ?看病しに行かないの?」
玲於:「行かねえよ。もう他人なんだし」
亜嵐:「ひっでえなぁ。プライド高すぎだろ」
玲於:「じゃあ亜嵐くんが行けば?」
亜嵐:「無理だよ俺明日から1週間長崎に出張だからさ」
玲於:「タイミング悪…」
亜嵐:「てことで、看病してね」
また一方的に電話を切って
ソファに深く座ってため息をつく
看病なんて出来ねえよ
あんな終わり方して
またノコノコ家にあがり込めるわけねえだろ…
どーしたらいいもんか…
玲於:「Aが…亜嵐くんの会社に移れば…」
いや、でもこのことは俺が勝手に決めることじゃないしな
なんの理由もないのに解雇もできねえし
ていうかそこまで追い詰める必要も苦しめる必要もねえし
社長と社員として今まで通り接していけば…
はぁ…
なんでこんなことばっか考えてんだろ
未練タラタラじゃん
早く忘れられるようにならないとな…
・
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青空(プロフ) - 私がとても大好きな作品で、ちょくちょく読み返してます!更新するのはきびしいですか? (8月23日 21時) (レス) @page50 id: 0e21f544e4 (このIDを非表示/違反報告)
はづき - とても好きな話です!更新楽しみにしてます! (2021年10月18日 22時) (レス) id: 62c8e2f6f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 計画的ウエディングとても好きなお話で何度も読み返しています。今でも続きを楽しみに待っています! (2021年1月29日 7時) (レス) id: 7cf48aa385 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - ラブリさん» 嬉しいコメントありがとうございます!ぜひ最後まで読んでくださいね(^^) (2020年6月15日 10時) (レス) id: d684fb85dd (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - ぷーさん» 読んでくださってありがとうございます♪最後までよろしくお願いします(^^) (2020年6月15日 10時) (レス) id: d684fb85dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2020年3月27日 3時