もういい！ ページ39
玲於:「お邪魔します」
A:「あ…コーヒー入れるね。」
玲於:「いや、すぐ帰るからいいよ」
A:「分かった…」
2人で並ぶようにソファに座って
しばらく無言が続いた
緊張するな…
玲於くん、私が白濱さんの会社に来ないかって誘われたこと言ったらどんな反応するかな…
行くなって止めてくれるかな
…そうだといいな
A:「あのっ」
玲於:「あのさ」
2人で同時に喋りだして、あっ。って、また少し沈黙
そこで先に口を開いたのは私の方だった
A:「玲於くん、あのね、私、白濱さんに向こうの会社に移って働かないかって誘われたんだ」
玲於:「…そっか。」
A:「私は確かに設計の道に進みたかったから嬉しいけど、でも、玲於くんと一緒に働きたい」
玲於:「…いいんじゃん。亜嵐くんの会社で働きなよ」
え…今、なんて…
A:「え、あの、玲於くんは私と離れるの嫌じゃないの…？」
玲於:「…うん。」
想像もしなかった答え
一瞬何も考えられなくなって
頭の中が真っ白になった
A:「も、もしかしてあの夜のこと気にしてる？あのね、あれは本当に誤解なの。私、玲於くんの誘いを断って白濱さんと飲みになんて行かないよ」
玲於:「もういいよ。別にもうそんなこと気にしてないから」
A:「じゃあなんで…！」
玲於:「今日は、別れたいって言いに来ただけ。」
別れ…たい？
なんで急にそんなこと言うの…
私は玲於くんのこと大好きなのに
玲於くんは私の事1ミリも信じてくれないの？
A:「やっぱり、気にしてるんじゃん…」
玲於:「俺、Aにだけは絶対裏切られないと思ってたけど、結局ほかの女と一緒だったわ」
A:「私と前の人を比べないでよ！！私の話もちゃんと聞いて！」
玲於:「みんなそう言うよ。みんな亜嵐くん目当てで俺に近づいて、用済みになったらすぐ捨てる。お前もそうだろ？」
A:「…がうよ。」
玲於:「え？」
A:「違うよ！！私はずっと玲於くんだけが好きだった！玲於くんしか見てなかった…！」
それなのに…
それなのに…！！
A:「私の話なんて何も聞かないで勝手に決めつけて！！もういい！そんな人こっちから願い下げ！さようなら！」
カバンを持って自分の家をとび出た
こんなこと言いたかったわけじゃないのに…
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青空(プロフ) - 私がとても大好きな作品で、ちょくちょく読み返してます！更新するのはきびしいですか？ (8月23日 21時) (
レス) @page50 id: 0e21f544e4 (このIDを非表示/違反報告)
はづき - とても好きな話です！更新楽しみにしてます！ (2021年10月18日 22時) (レス) id: 62c8e2f6f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 計画的ウエディングとても好きなお話で何度も読み返しています。今でも続きを楽しみに待っています！ (2021年1月29日 7時) (レス) id: 7cf48aa385 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - ラブリさん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひ最後まで読んでくださいね(^^) (2020年6月15日 10時) (レス) id: d684fb85dd (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - ぷーさん» 読んでくださってありがとうございます♪最後までよろしくお願いします(^^) (2020年6月15日 10時) (レス) id: d684fb85dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こもりん | 作成日時：2020年3月27日 3時
