かくれんぼ２

放送室 ページ38

夏恋:「その止める方法って何？」


『このゲームから逃げ切ることに必死で、まだ誰も行ってない場所があると思うの』


北人:「…あ。放送室」


『そう。もしかしたらそこに運営側の一部がいるのかも』


夏恋:「でも、もしかしたらその声は、事前にビデオテープで録音されたものかもしれないよ？」


萩花:「そしたら運営側は死ぬ人を予言してたことになるけど。私たちだって、きっと向こうが予想もしなかった行動を起こしてるかもしれないのにそんなこと出来ないでしょ？」


『萩花ちゃんの言う通り。いくら予言者がいたとしても、その予言者だって人なの。すべてを予想することは出来ないと思う。しかも、7日間分も』









私がこんなに理論的に話すなんて初めてかも



こんなに話す性格だったなんて




北人くんもちょっとビックリしてるけど

それ以上に私自身がビックリしてる



でもこの低い可能性に賭けてみたい


何もやらないより、なにか行動を起こして失敗する方がまだマシだよ









北人:「じゃあ、とりあえず、放送室に行ってみようか」


夏恋:「そうだね。もう時間もないし」









少し隣との間隔を開けながら



私たちは3階にある放送室に向かった








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