自分の命を捨てる? ページ6
〜夏恋side〜
璃ちゃんが、さーちゃんを殺した…
でも、しょうがないよ。だって、ほんとに死ぬなんて思わないもん
そんな風に言葉をかけたいけど、それじゃあ、他人事みたいで
無責任な気がして言えない。私もいつかは人を殺すかもしれない
…なんでお姉ちゃんとチームが違うの…。
『…お姉ちゃん』
萩花:「なに?」
『…ううん。最後に顔を見ておこうと思って』
萩花:「最後って…あんた死ぬ気?」
『だって、夏恋が人殺しできると思う?』
萩花:「私のことを捕まえればいいよ。」
『む、むり。お姉ちゃんのこと、殺せるわけないじゃん』
いくら、喧嘩しても、怒られても、怖くても
私だけのお姉ちゃんで
ずっと一緒にいてくれたから
お姉ちゃんを殺すくらいなら、自分の命を捨てた方がずっといい
…私に人殺しなんて出来ないよ
1セット目が終わって二時間くらい休憩を挟んだら
耳に響くようなブザーがまた鳴り響いた
《10分後に2セット目を始めます。この10分間の間に逃走者の皆さんは隠れてください。それでは、かくれんぼスタート》
『お姉ちゃん逃げて!』
萩花:「夏恋!…ちゃんと捕まえに来てよ」
『………』
乃々華:「萩花さん!行きましょう!」
乃々華ちゃんに引っ張られたお姉ちゃんは
そのまま私の視界から消えていった
伶菜:「夏恋ちゃん。どうする?誰か捕まえる?それとも、自分の命を捨てる?」
『…自分の命を捨てた方がずっといいと思います』
伶菜:「私もそう思う」
それだけ言って、ふらふらした足取りで教室を出た
最後に、みんなで歌って踊りたかったな
ご飯とか食べに行きたかった。あと、買い物したり、遊んだり…
まだやりたいことがいっぱいあるよ。
『こんなゲームをやらせる人…絶対許さない』
溢れ出てくる涙を堪えきれずに、ぼろぼろ流しながら歩いた
途中でスマホが鳴って、画面を見ると、新着メールが一件
『直人さん、鈴木さん、中務さん、乃々華ちゃん…』
どんどん死者が増えてる
殺し合いが始まってる
…待って。乃々華ちゃんが死んだってことは…
『お姉ちゃん!』
お姉ちゃんの近くに鬼がいる!
・
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あらこもり - 豚野郎の方が私は多い笑デブぅぅぅぅぅだから笑笑 (2017年6月23日 19時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» ほとんど黒髪や笑 (2017年6月22日 21時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - 黒髪なんだもん笑豚野郎でもあるけど笑笑 (2017年6月22日 21時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - 唯愛さん» コメントありがとうございます!更新おそくて本当に申し訳ないです。読み続けてくれると嬉しいです! (2017年6月21日 20時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» 黒髪笑笑 ご丁寧にありがとう笑 (2017年6月21日 20時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2017年4月3日 15時