規則性があれば ページ37
『あ、いた。北人くん!』
北人:「A!」
こんな状況でも、やっぱり北人くんと会えるだけで嬉しくなるよ
自然と笑顔になって
抱きしめたくなる
あ…でも…
萩花ちゃんにこんなとこ見せたら…
『しゅ、萩花ちゃんごめんね!違うの。えっと…』
萩花:「別に大丈夫だよ。やっぱいいよね。大切な人が隣にいるって」
北人:「萩花さん…」
萩花:「あ、壱馬。あの時夏恋との時間を作ってくれてありがとう」
壱馬:「いえ…守ってあげられなくてすみません。」
萩花:「壱馬が謝ることじゃないって。ほら、顔上げて?」
なんか、不思議
どうして笑顔でいられるんだろう。
どうして柔らかい口調で話せるんだろう
もしかして…
生きることをもう諦めてる?
萩花:「…誰でもいいから夏恋を見つけた人がいればいいな…」
『…死なないでね?』
萩花:「ん?」
『もし、夏恋ちゃんが生き返らなかったとしても……死んじゃダメだよ』
萩花:「さぁ…それはどうだろ笑」
笑って言わないで
嘘の笑顔なんて見たくないよ
はぐらかしてる時点で、萩花ちゃんの中ではきっと答えが出てる
夏恋ちゃんが見つからなければきっと…
死ぬつもりだ。
『北人くん、ちょっと…』
北人くんを手招きして呼んで
みんなと少し離れた場所でコソコソ話した
北人:「どうしたの?」
『このさ、敗者復活戦のやつってさ、ただ単に隠してあるだけ?』
北人:「そうなんじゃないの?」
『なんかさ、隠す場所に意味があったり、仕掛けがあったりとかないかな?』
北人:「今んところは考えられないかな」
『そっか…』
なにか規則性があれば見つけやすいとは思ったんだけど…
やっぱり適当に隠してあるだけか
楓:「あのっ…!誰か、晴美見つけた人いませんか?」
『あ、晴美ちゃん見つけたよ!』
楓:「ほんとに?え、ほんと?」
萩花:「ホントだよ。ちゃんと晴美だった」
楓:「よ…よかったー…どこにあったの?」
『図書室の本に挟まってた。』
楓:「図書室かぁ。読書にハマってた晴美らしい場所だな。」
『読書にハマってたんだ。』
晴美ちゃんは本が好きだったんだ
知らなかったな
本が好き…か。
あ!分かった!
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あらこもり - 豚野郎の方が私は多い笑デブぅぅぅぅぅだから笑笑 (2017年6月23日 19時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» ほとんど黒髪や笑 (2017年6月22日 21時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - 黒髪なんだもん笑豚野郎でもあるけど笑笑 (2017年6月22日 21時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - 唯愛さん» コメントありがとうございます!更新おそくて本当に申し訳ないです。読み続けてくれると嬉しいです! (2017年6月21日 20時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» 黒髪笑笑 ご丁寧にありがとう笑 (2017年6月21日 20時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2017年4月3日 15時