GENE's HOUSE３

質問攻め ページ21

裕太:「えー。それではー。お手を拝借してくださぁーい」


涼太:「……。」


玲於:「……。」


裕太:「え。なんか反応しようや。」


亜嵐:「あ。ごめんごめん。なんか、ツッコミどころが多すぎて、何をいえばいいのか分かんなかったから。」


裕太:「もうええわっ。隼に引き継ぐ！」


隼:「はぁーい！それでは！お手を拝借！」


亜嵐:「かんぱーい！」


隼:「ちょっ、亜嵐くん笑」









いつもみたいにわちゃわちゃして始まった

私と玲於くんのおめでた？パーティー



改めてお祝いされると、ちょっとだけ恥ずかしくて

でも、嬉しくて…



玲於くんはどう思ってるのかな。









龍友:「どっちから？」


玲於:「秘密です」


『玲於くんからだっけ？』


涼太:「そうなんだ〜笑」


玲於:「A…」


『あ、ごめん』









顔と耳を赤くして、見られたくなかったのか

下を向いた玲於くん。


いつも、いじられたりしてるから、

恥ずかしがってる玲於くんを見るのも新鮮で嬉しいなって思った









隼:「まあ、あんなに噛み合わないふたりがよくこうなりましたね」


メン:「ホントだよ。ビックリだわ」


『隼くんには色々話したもんね笑 あの時はありがとう』


隼:「ちょっとでも力になれてたならよかったよ笑」









もうこの話やめない？って、まだ少しだけ顔を赤らめてる玲於くんが呟いた


私も玲於くんに同感。

ちょっと、この話するのは恥ずかしいんだよね。









裕太:「いやいや、何のパーティーか分かってる？」


玲於:「わかったわかった。ありがとうございます。はい、お開き！」


亜嵐:「…ってなるわけないでしょ？」









結局、私と玲於くんの思いはみんなに届かず

パーティーをしてる間、ずっと質問攻めにあった



話してるうちにだんだん、なんかもういいや。って感じになってきて


途中からは恥ずかしさとかなくなって、普通にみんなに話してた









隼:「なんか、思ったんですけど、Aちゃんって玲於には勿体ないですよね？」


玲於:「何が言いたいわけ？」


隼:「いや、いい人捕まえたなぁって思って」


玲於:「余計なお世話。」


亜嵐:「はいはい。ストップねー。最年少コンビは放っておくとケンカになるから笑」








私からしたら、玲於くんは私にとって凄くもったいなくて

私なんかでいいのかな？って幸せな思いをする度に思ってる。



この恋は大切にしなきゃダメだね。

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