第87話 ページ41
(不死川実弥side)
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「不死川」
「……アァ!?話しかけんなァ!」
「しかし今は合同任務…「うるせェつってんだよ!いつもみてぇに黙ってろォ!」
・
「き、今日なんか一段とやばくないか…?」
「よりによって水柱様と風柱様の合同任務について行くことになるなんて……」
「あの2人、言い争いしながら鬼斬ってんだけど…怖……」
・
冨岡と合同とかクソ喰らえだ。
何でよりによって今日なんだよ。
本当についてねぇ日だわ。
さらに霧柱が行方不明だとォ…?
任務による負傷でも死亡でもなく、行方不明ってどういうことだァ…!
「そういやテメェ、霧柱と随分仲良かったじゃねえか。
あのクソ野郎がどこに行ったか知らねぇのかよ」
「…知らない。
それと、Aはクソ野郎ではない」
「はっ!仲良しな水柱様にも言えねえ都合で姿くらましたってか。迷惑極まりねェな!!」
柱が勝手に姿消すとか、クソ野郎に違いねぇだろうが。
「Aを悪く言うのは聞き捨てならない。やめろ」
「庇ってんのかァ?お友達ごっこなら他所でやれェ」
「"ごっこ"ではない。友達だ」
「うるせェそういうこと言ってんじゃねェんだよ!!!」
改めて友達だと明言されて虫唾が走る。
どうしてこいつは俺の神経を逆撫でどころか引っ掻き回してきやがんだ。
イライラする…!
「…まぁ、あんな奴いねえ方が俺は清々するけどなァ!」
ズバッ
最後の鬼の首が飛んだ。
「全部殺ったかァ」
「そのようだな」
任務が終わった以上、ここにいる理由はない。
「不死川」
「話しかけんなっつってんだろ」
俺の話を聞いてないのか、冨岡はそのまま続けた。
「後で後悔しても知らないからな」
「は?」
振り返って冨岡の顔を見て、ようやく気づいた。
こいつ、めちゃくちゃキレてる。
「見損なった」
「…ハァ!?んな事言われる筋合いねェぞ!!!」
一体何に対して言ってんだァ!!
しかし冨岡はそれに応える事なく、帰っていった。
ああもう。
何もかもうまくいかねェ。
本当に最悪な日だ。
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れみ(プロフ) - 華花。さん» 華花。様はじめまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいです…!続編でも頑張りますのでこれからも呼んでいただけると嬉しいです!! (2021年11月3日 15時) (レス) id: c2e31f4a0e (このIDを非表示/違反報告)
れみ(プロフ) - Royal×Edenさん» いつも感想ありがとうございます!続編でもまた会えるのを楽しみにしてますね! (2021年11月3日 15時) (レス) id: c2e31f4a0e (このIDを非表示/違反報告)
華花。(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。れみ様の書かれる言葉の一つ一つが物凄く好きです!お忙しいとは思いますが、体調にお気をつけて更新頑張ってくださいね。続編も楽しみにしております! (2021年11月2日 21時) (レス) @page49 id: 2bd2296ed7 (このIDを非表示/違反報告)
れみ(プロフ) - 柚葉さん» ありがとうございます!実弥たくさん出せるように頑張りますね!!また続編でお会いしましょう〜! (2021年11月2日 0時) (レス) id: c2e31f4a0e (このIDを非表示/違反報告)
Royal×Eden - れみさん» れみさんこんばんはRoyal×Edenです!!夜中までお仕事お疲れ様です。最近は余り仕事の続きやらワクチン接種で感想が遅れて大変御迷惑をかけてしまいました(´д`|||)いよいよ第三章に入りますが一体ヒロインはどうなるのか気になってきます(^w^)♪ (2021年11月1日 19時) (レス) @page49 id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れみ | 作成日時:2021年4月21日 19時