青くんメイン短編集☆10 (ページ6)

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ふわふわ、ぐらぐら　part3 ページ6

和side

ずっしりとかかってくる大野さんの体重

全然力が入らないみたいで、支えているのに身体は重力にまかせて沈んでいく。

和「大野さん、大丈夫！？」

…声をかけても、返事がなかった。

潤「そこに寝かせよう！俺、氷もらってくるから」

和「分かりました…！」

熱中症ってことは…、とりあえず衣装脱がせればいいのか？

あと、水…

水をついで戻ってくると、大野さんが目を覚ましたみたい。

智「…あ……リハ……」

和「大野さんっ、寝てて…？」

起き上がろうとする大野さんを慌ててソファーに戻す。

和「リハーサルなら大丈夫だから…大野さんは休んでよう？ほら、俺もいるから」

顔を歪ませて、目をぼんやり開けながらドアの方を見つめる大野さんの手を、そっと握って説得した。

智「ハア…、ん…」

和「つらい？いま潤くんが氷持ってくるからね」

こくんと頷く大野さんに、水をついだコップを見せてみた。

そしたら「もらう…」って言ってくれたから飲ませてあげた。

和「ごめんね、気付かなくて…」

智「ううん…ニノじゃなかったから…いい」

和「っ…」

もう……どこまでも、優しいんだから

end.