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＊・８８・＊ ページ28

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智くんの病室は、個室だった。
だから気兼ねなく話したり出来る。





「智くん…」


さっき聞いたあの話を、どう言えばいいか迷う

あのさ…
そう言ったきり喋らなくなった俺を見て、智くんが口を開いた。








「知ってるよ…



それね

前も、なった」

　




「え…」






俺はきっと
智くんの過去を現在を


痛いほど、知ることになる


　

.

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作者名：もとの | 作成日時：2014年10月13日 14時

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