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＊・７６・＊ ページ16
雅side
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「人のために流す涙って……綺麗なんだな」
「もう、来ねーから」
そう言って去っていった。
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朝、２人に何かあったんだなっていうのはすぐに分かった。
それも、あんまり良くないほうの。
だからもし、大変なことがあったら……って思ってたらアイツらが来て。
どうなることかと思ったけど……
やっぱり２人の絆はとっても、とっても強かった。
本当に綺麗だった。
その上お互いの絆を確かめ合えたんだから、こんな出来事があったけどそれもよかったねって。
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それから、悪口を言うお客さんがいなくなった。
今まで悪口を言ってたお客さんは、大ちゃんに直接謝って、これからも買いに来ますって。
本当、解決してよかった…！
「翔ちゃんさ、成長したよねー！」
後日、落ち着いた頃に言ってみる。
「ええっ？何だよいきなり〜」
照れるじゃん、そう言いながらも俺の言いたいことは分かってるみたい。
「すごい勇気だなあ〜って！」
「俺だって、やるときはやるんですー！…あ、智くん！パン焼けた！」
「おう〜」
あーあ話題逸らされちゃった♪
でもね、２人の飾らない笑顔が毎日見れるから、俺は幸せ者です！
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作者名：もとの
| 作成日時：2014年10月13日 14時
