魔法使いの王子様 ページ22
かずくんと付き合い始めて半年。
かずくんって呼ぶこともタメ口で話すことも十分慣れた。
会社では毎日、私が作ったお弁当を2人で食べる。
いつも美味しい美味しいっていっぱい食べてくれるから作りがいがあるんだよね…スキ。。
和「この卵焼きうんま〜！」
「ふふっ、ゆっくり食べてね」
和「もーらい」
私のお弁当箱から卵焼きをひとつ取る。
口いっぱいにして卵焼きを頬張る。かわいい。
和「あ、そや。今日も俺ん家くるやろ〜？」
今日は金曜日。
土日休みだから毎週金曜日にかずくんのおうちにお泊まりしてる。
「うん！おじゃまします」
和「今日もいちゃいちゃしよ！んもう早く帰りたーい」
相変わらず声が大きい。
周りからすんごい目で見られたりニヤニヤされたりするけどもう慣れた。彼も気にしてなさそう。
仕事が終わり、かずくんの車の助手席に乗る。
かずくんのおうちに泊まる用の私物はずっと置いてあるから私の家には寄らず、真っ直ぐにかずくんの家に向かう。
となりで彼が鼻歌を歌う。たまに声も出す。
かずくんの左手が私の右手を握りながらリズムを刻む。
「ふふっ」
和「なにぃ？どしたん？」
赤信号になってかずくんが笑う私に顔を近づける。
「ほんとに歌上手いね。CD出してほしいくらい」
和「ええー、ほんまー？うれしい〜笑」
「ずばり！デビューシングルのタイトルとは！」
和「ええ！…えっとぉ、、''Aに捧ぐあいのうた''」
「…ちょっとダサい。笑」
和「えー！笑 なんでよぉ笑」
私の名前が入ってるからだよ。でもそんなCDあったら私が買い占めるよ
そんな会話をしながら進む車はあっという間でもう着いた。
「おじゃまします」
和「ただいまーやろ」
「た、ただいま…」
和「んふ、おかえりー。ぎゅー！」
まだスーツ姿の私と彼。
頭を撫でながら優しく言葉を囁いてくれる。
和「今週もお疲れ様」
「…うん、かずくんも。お疲れ様」
ああ癒されるな…疲れも一気に吹き飛ぶ…不思議…
「かずくん、」
和「んー？」
「魔法使いだね」
和「え、おれぇ？」
「うん。なんか…もういなきゃ困る」
和「ほなAはシンデレラやな〜」
返しイケメンすぎない？？私をシンデレラって…
それならあなたは魔法が使える王子様ですよ。最強じゃん。
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はっすんLOVE(プロフ) - 好みドストライクで最高です！素晴らしい作品を読ませていただいてありがとうございます泣 (11月22日 17時) (
レス) @page25 id: fba4ba4a41 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - 早く続き見たいです (2022年11月1日 17時) (レス) @page34 id: 178f4baa14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ri | 作成日時：2022年1月18日 3時
