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麺汁を持っていることが知られないように、きれいな布に包んでお兄ちゃんが働いている建物の中に入っていく。
お兄ちゃんをさがして廊下を歩いているとき、ちょうどよくドアの前に立っている姿を見かけた。
『(お兄ちゃんだ！)』
そう思った瞬間には駆け出して、お兄ちゃんの腰をめがけて抱き着いた。
「ぐぇっ」
『お兄ちゃん！』
級に抱き着いたのにお兄ちゃんは床に倒れなくて、よろめいて僕をちゃんと支えてくれた。
「毎度抱き着いてくるのやめへんかA」
『やだ』
「ったく誰の躾けのせいでこうなったんやろな」
『？』
「まぁええや。それでAは今日は何しに来たん？」
『あ！これ』
難しい言葉に混乱してしまったけど、手に持っているものをお兄ちゃんに渡す。
「なんやこれ…酒か？」
不思議そうに布をめくり、お兄ちゃんの顔はにやりと笑った。
「そういえば、Aの家に忘れとったな。」
『うん』
「ありがとうな、A。これでコネシマさんに仕掛けられるわ」
『えへへ』
-end-
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屋良(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。外しました！ (2020年5月12日 19時) (
レス) id: 19fa7484b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつき*俺ナー☆(プロフ) - オリフラついてますよ〜 (2020年5月12日 19時) (レス) id: 52f2fc1340 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋良 | 作成日時：2020年5月10日 21時
