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1度抱えたモヤモヤは、なかなか解消されてくれない。
体育の帰り、女子よりも少し早く終わった男子。
ユナと共に体育館の裏の通路を通り教室に戻ろうとする。
「えー、ジョンハン先輩のケチ〜、」
「やーそんなこというなよ」
そこに居たのはジョンハンとスンチョル、そして彼の後輩らしき女の子だった。
仲睦まじく話すその様子に、思わず目を逸らしたくなる。
(ジョンハン、あんな仲良さげな女の子いたんだ…)
楽しそうに談笑するジョンハンが私に気付く。
しかし、今の私にジョンハンを真っ直ぐ見れる勇気はない。すぐに目を逸らした。
いくら付き合っていても、沢山の好きを貰っても、私はまだまだジョンハンのこと、全然知らないなあ、なんて考えながら足早に彼らの側を横切った。
そして夜。
あまり気分は乗らないが、いつも通り掛かってきた電話に出る。
「今日A目逸らしたでしょ。」
「……あの女の子誰？」
「部活の後輩。先輩から仲良くしてあげてって頼まれたら断れなくて…もしかして嫉妬した？？」
「…」
図星ではあるが、楽しそうに聞いてくるジョンハンに思わずイラッとしてしまう。
私はこんなに不安なのに、何が楽しいんだろうか？
「…」
「えーい、何か言ってくれないとわかんないよ？」
「…」
「…A？」
「……ごめん、今日は疲れたからもう寝るね。電話も切るね。」
「え、おい、」
やってしまった。
女の嫉妬ほど醜いものは無い。
思わず自己嫌悪に苛まれる。
明日、ちゃんと謝ろう。そう決意した。
はずだった。
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け(プロフ) - 返信ありがとうございます！お話需要あるのでもしTwitter開設するなら読みたいです。応援しています！ (2021年9月18日 21時) (
レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - けさん» ありがとうございます(;_;) (2021年9月18日 17時) (レス) id: 7b8c5435e0 (このIDを非表示/違反報告)
け(プロフ) - 更新楽しみにしています:)！ (2021年9月18日 0時) (レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな | 作成日時：2021年9月16日 23時
