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私を囲む4人の後ろにわたあめを持ったユンジョが立っていた。
「っ、ジョンハンっ、」
咄嗟に読んでしまった名前にあ、と思いながらも手を伸ばす。
「俺の彼女に何か？」
と私の肩を抱き寄せながら言う彼にドキリと胸が鳴る。
「俺達はAの中学の同級生だから久しぶりだと思って声掛けただけです…」
「か、彼氏いるなら先言えよな、」
「じ、じゃあ俺らはそろそろ…」
いきなり現れた不機嫌なユンジョに怖気付いた4人は面白いくらいに焦りながら足早に去っていった。
「ごめん、ユンジョありが、うわっ」
ぎゅっ、とユンジョが私を抱き締める。
「…ごめん、1人にして。」
「…ううん、私の方こそ助けてくれてありがとう。」
バクバクと鳴る心臓の音がバレないように平然を装ってそう返す。
「…名前、呼んだでしょ。」
更に私を抱き締め肩に顔を埋めるユンジョ。
「あ、あれは咄嗟だったから…！」
「これからもちゃんと名前で呼んでよ。」
「それはっ、」
「じゃなきゃこのまま離してやんない。」
抱き締める腕に余計力が入るのを感じ、流石に息苦しくなってきた。
「わ、分かった！呼ぶから！離して？！」
「今呼んで」
「は？！」
「はやく」
「〜っ、……ジョンハン離してっ」
言った途端ぱっと離れた彼。
「へへっ、次はハニって呼べるようにならないとな」
嬉しそうな笑顔を浮かべながらそんな事を言い出すジョンハン。
「絶対呼ばないから！！」
赤くなった頬を冷ますようにジョンハンの持っていたわたあめをぶんどった。
「あ、おい！」
口に入れた瞬間溶けたわたあめは、今まで食べてきた中で1番甘かった。
「(俺の彼女って言ったよね…)」
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け(プロフ) - 返信ありがとうございます！お話需要あるのでもしTwitter開設するなら読みたいです。応援しています！ (2021年9月18日 21時) (
レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - けさん» ありがとうございます(;_;) (2021年9月18日 17時) (レス) id: 7b8c5435e0 (このIDを非表示/違反報告)
け(プロフ) - 更新楽しみにしています:)！ (2021年9月18日 0時) (レス) id: 93187c12c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな | 作成日時：2021年9月16日 23時
