羊が四匹 ページ5
『とりあえず、笑いは絶対絶えないから安心して!』
「あなたってとても能天気ね。」
『そういやさっきのヤンキー2号に自己紹介してなかった！！』
「…マイペースも追加したほうがよさそうね。」
『っと、いた！』
「おわ！？」
『さっきあんたに自己紹介するのを忘れてたんでね！自己紹介させてもらおう！』
「とても自己紹介するような態度には思えないんだが。」
『私はA・ブルーベル！ランクは…確かCだった！』
「自分のランク覚えてないとか終わってんなお前の頭。」
私はランクとか気にしないんで〜す！！だから私の頭はお花畑ではない！ハイ論破ァ！！
『…ぐ…そういうアルファのレベルはなんなんだよ…』
「エイファな？俺もレベルCだが…」
一緒やん！仲間だ！コトリとかマジで才能にあふれてるから仲間はマジでうれしいんですけど！
『高校に入って初日で友達が二人できるなんて…あたいってさいきょーね！』
「お前が最強だったらそこら辺のやつ大体最強だよ。」
『黙らっしゃい。』
「そこ二人仲いいのね。」
『お、アール！』
そういやアールは何ランクなんだろ…星属性って結構珍しかったよね？
「お前は何ランクなんだ？」
よくぞ聞いた…！
「あら、名前より先にランクを聞くのね。」
「何か悪いか？」
あれ？ここ二人ってもしかして仲悪い？
『私はアール・パラノイア。…ランクCよ。」
「ふ〜ん…そ。」
感じ悪くない？お〜い！？エイファさん！？
…は！まさか…あの少女漫画の間でよく言われてる「好きな女子ほどいじめちゃう」ってやつ！？
『…お二人さん…』
「「？」」
『お幸せにね…』
「は？」
「なんでそうなるのよ！？」
『え？違うの？』
「「誰がこんな奴と！」」
『やっぱ仲いいじゃん。いいと思うよ。ケンカップル？ってやつが流行ってるご時世らしいしね。』
「お前そろそろぶん殴るぞ？」
やっぱヤンキーじゃねえか！ふ、私の推理は間違ってなかったぜ☆
『ていうか二人って知り合い？』
「違うわよ。」
「あぁ、誰がこんな煽り丸メガネと…」
「あら、よく聞こえなかったわ。もう一回言ってちょうだい？」
『やっぱ仲いいじゃん！』
「「違う！」」
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『ヤンキー２ｇ…エイファさんだよ！！』
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