7話 どろどろとした感情 ページ7
<太一視点>
太「ふぅ…ここがゲームの舞台っすか。」
僕はそうして、手に握っていた紙を見てみたっす。
太「え?人狼!?」
驚いて、大声をあげてしまった。
すると、奥に人影が見えた。
太(まずいっす、僕が人狼ってばれたら…!)
それと同時にアナウンスが入る。そして、僕の姿が人型の狼に変わったっす。
すると、僕の心の底から、何か、どろどろとした感情があふれてきたっす。
太「誰かを…喰いたいっす…。」
なんでっす?僕はそんなこと思ってないっすのに?
だけど、僕の足は勝手に進んでいったす…その、人影のほうに…。
平「………!」
そこにいたのは、平田さんだったす。
太「見ちゃったし、仕方ないっすよね?」
平「………待っ…!」
ザシュ…
あたりが、真っ赤に染まった。
それと同時に、僕の体が、狼から人に戻ったす。
どうしよう…もしこれがみんなにばれたら?
僕は人殺しっす…。
そこで、アナウンスが入った。
どうやら朝になったらしいっす。
そこで、また目を開けたら、会議室にいたっす。
何か、杉浦さんがしゃべってる。だけど、もしばれたら?という焦りで、何も聞こえなかったす。
杉「…で、って、太一、聞いてるのか?」
太「え?あ、あぁ、聞いてるっすよ!」
杉「?大丈夫か?こんな時璃人がいたら…」
“璃人”という言葉が、耳に入る。冷たい汗が、僕の頬を伝う。
会議が終了した後、また、夜になったっす。
そこで、また体が人狼の姿になる。
また、どろどろとした感情がわいてくる。
そして、またアナウンスが入った。
ロビーに舞が…
太「占い師…厄介っすね。」
タタタタタ…
僕はそうして廊下をかける。
タン…タン…タン…
舞「〜〜〜〜〜〜。」
舞が何か言ってるっす。気づいてない…今だ!
舞「え?」
ザシュ…
そこで、僕は、舞を殺したと思ったす。
だけど…。
舞「朝霧さん!」
終わった…そう思ったす。人に見られたし、何より、占い師を殺せなかった。
舞「え…?太一…さん?」
占われた…殺せるのは1日1人まで。もう、終わりっす。
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びーだま(プロフ) - 駄作者ことあやさん» ありがとうございます!でもやっぱりまだキャラの感情表現が難しいです…。続編も出す予定なので楽しみにしててください! (12月10日 23時) (レス) @page8 id: fc2e71b682 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者ことあや(プロフ) - わっ新作!びーだまさんの作品の雰囲気が私は好きですね! (12月8日 20時) (レス) @page7 id: 6622b2e03e (このIDを非表示/違反報告)
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