検索窓
今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:610 hit

7話 どろどろとした感情 ページ7

<太一視点>
太「ふぅ…ここがゲームの舞台っすか。」
僕はそうして、手に握っていた紙を見てみたっす。
太「え?人狼!?」
驚いて、大声をあげてしまった。
すると、奥に人影が見えた。
太(まずいっす、僕が人狼ってばれたら…!)
それと同時にアナウンスが入る。そして、僕の姿が人型の狼に変わったっす。
すると、僕の心の底から、何か、どろどろとした感情があふれてきたっす。
太「誰かを…喰いたいっす…。」
なんでっす?僕はそんなこと思ってないっすのに?
だけど、僕の足は勝手に進んでいったす…その、人影のほうに…。
平「………!」
そこにいたのは、平田さんだったす。
太「見ちゃったし、仕方ないっすよね?」
平「………待っ…!」
ザシュ…
あたりが、真っ赤に染まった。
それと同時に、僕の体が、狼から人に戻ったす。
どうしよう…もしこれがみんなにばれたら?
僕は人殺しっす…。
そこで、アナウンスが入った。
どうやら朝になったらしいっす。
そこで、また目を開けたら、会議室にいたっす。
何か、杉浦さんがしゃべってる。だけど、もしばれたら?という焦りで、何も聞こえなかったす。
杉「…で、って、太一、聞いてるのか?」
太「え?あ、あぁ、聞いてるっすよ!」
杉「?大丈夫か?こんな時璃人がいたら…」
“璃人”という言葉が、耳に入る。冷たい汗が、僕の頬を伝う。
会議が終了した後、また、夜になったっす。
そこで、また体が人狼の姿になる。
また、どろどろとした感情がわいてくる。
そして、またアナウンスが入った。
ロビーに舞が…
太「占い師…厄介っすね。」
タタタタタ…
僕はそうして廊下をかける。
タン…タン…タン…
舞「〜〜〜〜〜〜。」
舞が何か言ってるっす。気づいてない…今だ!
舞「え?」
ザシュ…
そこで、僕は、舞を殺したと思ったす。
だけど…。
舞「朝霧さん!」
終わった…そう思ったす。人に見られたし、何より、占い師を殺せなかった。
舞「え…?太一…さん?」
占われた…殺せるのは1日1人まで。もう、終わりっす。

8話 こんなゲームなんて→←6話 犠牲者と人狼



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

びーだま(プロフ) - 駄作者ことあやさん» ありがとうございます!でもやっぱりまだキャラの感情表現が難しいです…。続編も出す予定なので楽しみにしててください! (12月10日 23時) (レス) @page8 id: fc2e71b682 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者ことあや(プロフ) - わっ新作!びーだまさんの作品の雰囲気が私は好きですね! (12月8日 20時) (レス) @page7 id: 6622b2e03e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:びーだま | 作者ホームページ:Not.  
作成日時:2023年12月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。