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母「A！！」
『...母さん、』
勢いよく開いたドアに目をやると、焦燥感に駆られた表情の母が私に駆け寄ってくる。
母「だ、大丈夫！？け、怪我は！？？」
『ないよ。ただ気ィ失ってただけだって。』
母「なら良かった..あら？」
心底安心し、ようやく担任の存在に気付く母。
相「担任の相澤です。この度は申し訳」
母「あぁ！この子の！本当にウチの子が迷惑かけたみたいで、すいませんねぇ。」
母に頭を掴まれ下げるように力を入れられる。
担任は逆に謝られたのに驚いたのか、多少慌てていた
相「いえ、こちらの不手際です、どうか頭を上げさせて下さい」
母「あら、そう？」
相「畏れ多いのですが、明日、今回の件についての
事情聴取を行うので雄英に向かわせて下さい。」
母「分かりました。じゃあ失礼します〜」
腕を引く母に苦笑いしつつ、担任に会釈して病院を
後にした。
父「だ、大丈夫か？！怪我は？！」
兄「何もされなかったか？！」
『大丈夫〜ありがとね、』
家に帰るなり父と兄に問い詰められるが、笑って
誤魔化し自室へ籠った。
姿見の前でペラリと上着を捲ると、うっすらと青アザが出来ている程度だった。
ふと、部屋を見回すと自身の通学バッグと制服が置かれていた。
『(勝己だな。)』
その中からスマホを取り出し勝己とのメッセージ画面を開く
『荷物ありがとね』
そう送ると直ぐに電話がかかってくる
『もしも「お前大丈夫なんか？！！」...大丈夫だよ。』
勝「ハァーー、心配させんな馬鹿、」
『ごめんなァ』
安堵が声に滲んでいるのがわかる。申し訳ない。
勝「...で、怪我は？」
『腹を少々。精々アザができる程度だよ。』
勝「...なら、いい。」
それから、それぞれの飛ばされた場所での動きの話をした。
『へぇ、切島と。怪我が無くて良かった』
勝「まぁな。」
『...あ、そういえば私、明日学校行く』
勝「あ？あー、事情聴取か。俺も着いてく。」
『なんで？』
勝「っ、昨日の今日だからだろーが。連れいた方が
安心出来んだろ！！」
『あー、はいはい。じゃあ頼むわ』
勝「それでいい」
満足気にそう返ってくるのに、また笑ってしまう。
『また明日ね、おやすみ』
勝「ん。....おやすみ」
通話ボタンを切り、ベッドに横たわる。
『(あァ何か今日は疲れたなあ)』
次第に眠くなり、うつらうつらとそのまま意識を手放した。
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おはぎ(プロフ) - 一部完結しました！ 続編の一樹之陰もよろしくお願いします！！ (2020年8月11日 13時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - わぁ！！ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 14時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - すごく面白いです。続きが楽しみです！ (2020年8月10日 14時) (レス) id: ee2ee390ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2020年8月6日 19時
