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滴る血を手の甲で拭い、口に残る血を地面に吐き出す。
『ヒヒ、呼吸使うの久し振りだァ』
16年振りの本気だ、と考えながら起き上がる化け物を見据える。
「いい！お前いいよ！！脳無の首落とすなんて！！」
水色の髪の青年は、愉快そうに両腕を広げ“脳無”
と呼んだ化け物の動きを制した。
「なぁ、お前名前は？！」
『....AA。あんたは？』
死「死柄木弔だ。なあA、俺達の仲間にならないか？気に入った！」
『そりゃ光栄だなァ』
突飛ばした担任が息を呑むのが分かった。
『だが、お断りだァ。他あたんな』
ベッ、と舌を出して嗤うと「残念だなぁ、」と肩をすくめた死柄木。
死「あちゃあ、ゲームオーバーかぁ。じゃあ、殺すなよ、脳無」
再び動き出す化け物にまた刀を構えた時、
バアン！！
オ「もう大丈夫 私が来た」
死「あー...コンティニューだ」
笑っていないオールマイトが現れ、その場全員の時が止まった。
死「待ったよヒーロー、社会のごみめ」
オールマイトの登場に周りを見渡すと安堵した顔つきになり、こんなにも安心させられる人物なんだと再認識しつつ、脳無に目を向ける。
瞬間、オールマイトが敵から守るように近くの水難ゾーンにいた生徒を抱え、同じタイミングで担任が私を捕縛布で引き寄せてそのまま背負われる。
斬らないように刀を鞘に収めて個性を解除し、背負われたままオールマイトを見ると、生徒を離れた場所へ移動させ、ついでに死柄木の頬を殴った
オ「相澤くん！生徒達を入口まで！！」
相「でも、」
オ「ここは任せてくれ！」
相「...分かりました。行くぞ、」
「はいっ！」
私を背負ったまま生徒を先導する担任。
『.....下ろしてもいいですよォ、歩けるし。』
相「血ィ吐いたやつに言われても説得力無い」
『ハハ、確かに。』
軽口を叩いているうちに、久し振りの身体の損傷に段々と意識が遠退くのがわかった。
『.........』
相「....？オイ、A！A！！」
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おはぎ(プロフ) - 一部完結しました！ 続編の一樹之陰もよろしくお願いします！！ (2020年8月11日 13時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - わぁ！！ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年8月10日 14時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - すごく面白いです。続きが楽しみです！ (2020年8月10日 14時) (レス) id: ee2ee390ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2020年8月6日 19時
