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相「何の目的もなくでは意味が薄いからな」
その台詞に疑問符を浮かべていると、停められていた車から女性が現れる。
「よーーーうイレイザー！！」
相「ご無沙汰してます」
「煌めく眼でロックオン！」
「キュートにキャットにスティンガー！」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ！！」」
相「今回お世話になるプロヒーロー“プッシーキャッツ”の皆さんだ」
緑「連盟事務所を構える４名1チームのヒーロー集団！山岳救助を得意とするベテランチームだよ！キャリアは今年でもう12年にもなる＿＿へぶっ」
「心は18！！」
『(４名1チーム...？)』
出久の説明を聞きつつそのヒーローを見やると、２名の女性ヒーロー+子供しかおらず、首を傾げる。そうしている間にもヒーローによる説明は続く。
「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね、あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」
そう指差した先は、だいぶ距離がありそうだが、
まぁ、身体を動かすには丁度良いか。と自己完結した。
結構やる気な私と反比例して青ざめてバスへ走るクラスメイトたちに肩を諫めると同時に僅かな地盤の揺れを感じ本気で跳び上がる。
相「悪いね諸君」
「合宿はもう始まってる」
途端、地面が大きく上空へ盛り上がり雪崩れるように柵の向こう側へ落ちていくクラスメイトたちをバスの屋根から眺める。
『(おうおう、すげぇなァ)』
「私有地につき“個性”の使用は自由だよ！今から三時間！自分の足で施設までおいでませ！
この....“魔獣の森”を抜けて！！」
その説明を後ろから聞いて、なんだ、そのためなら態々避けなくても良かったなァ。なんて振り返りつつ口を開いた。
『相澤せんせー』
相「！...お前、いつの間に」
『落とされる前からですけど、こりゃ落ちたほうが良かったカンジですよねェ』
相「生憎だが、その通りだ」
はぁ、と溜め息をつく先生を横目にバスの屋根から下りる。
「ややっ、さっきので全員落っこちたと思ったけど、まだ残ってたんだね。」
「へぇ！珍しいねぇ。貴女“個性”は？」
黒髪のヒーローにそう問われ、空中に表した
『“刀”ですよォ。至って普通の』
「刀か〜！いいじゃん！」
「こうやって間近で見るの初めてかも！持ってみてもいい？」
『どうぞ？刃に気を付けて下さいねェ』
金髪のヒーローに差し出すと、思いの外重かったのが意外だ、と笑った。
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おはぎ(プロフ) - いちきちゃんさん» いちきちゃんさん、コメントありがとうございます！優しい言葉に胸が暖かく、嬉しい限りです。先が長くお待たせしてしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - とても素敵でした！いつでも待ってます‼️頑張ってください! (2023年2月14日 22時) (レス) @page40 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - たこちゃんさん» たこちゃんさん、暖かいコメントありがとうございます....！たこちゃんさんは作品にたくさんのコメントを残して下さり、その全てが私の励みになっています。本当に感謝しています。長くなるかもしれませんが、待ってて頂ければ嬉しいです！！ (2022年8月19日 0時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 作品の続きを見られる日まで待ってます！ (2022年8月18日 22時) (レス) @page40 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 続きが凄く気になります！作者様のペースで更新頑張ってください！！ (2022年8月8日 21時) (レス) @page39 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2021年3月17日 2時
