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死「そこで、だ。お前が
手に持っている書類を死柄木が五指で掴み、ボロボロと塵芥に変わる。眉を寄せて身体にかかるそれらを手で払い床に落とした。
『......成る程なァ。だが、私が情報を伝える術がなくねぇか？』
死「ま、お仲間への伝令くらいは許してやるよ。」
正直アイツらのことはどうでもいいからな、と付け足した死柄木。腹立たしげに首を掻く仕草に恐らく本心であることが伺える。
仮に、敵連合に付いたとしても、コイツらから情報を100%受け取れるとは言い切れない。しかし、僅かな情報でも鬼殺隊へ伝えることが出来たらそれこそ大きな一歩じゃないか。ただ一つ、
『......私にとってのメリットがでかすぎる。』
半ば罠とも感じれるような条件の良さを指摘すると、
特に気に留める様子もなく「別にいい」と目の前の男は言い捨てた。
『.....どうして私にそこまでする。大した“個性”持ちでも特別秀でた才能も、姿形を持っているワケでもない。雄英の評判を落としたいならただ拐うだけでもいいハズだろ。テメェの目的は何だ』
浮かんだ疑問をぶつけるように問い掛けると、至極簡単だと言うように死柄木は口元を歪めて私の両頬へ手を伸ばして顔を近付けた。緋色の瞳と視線がかち合う
死「A。お前が欲しい」
「一目見たときからずっとお前が欲しかった。
目があった瞬間、運命だって解った。どうでもいい腹の立つ鬼連中と手を組んだのだって、お前を引き入れるためだからだ。全部、全部！」
『..........』
狂っている、と思った。
死「お前の視線も身体も心も僕だけのものにしたい」
きゅ、と瞳孔が細まる。熱に浮かされたような、息苦しくなる程の重いドロドロとした愛を向けられているこの状況が、どうにも何処か可笑しくて、この男が
滑稽に思えて、同じように口角が歪んだ。
『.........頭イカれてんなァ』
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おはぎ(プロフ) - いちきちゃんさん» いちきちゃんさん、コメントありがとうございます！優しい言葉に胸が暖かく、嬉しい限りです。先が長くお待たせしてしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - とても素敵でした！いつでも待ってます‼️頑張ってください! (2023年2月14日 22時) (レス) @page40 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - たこちゃんさん» たこちゃんさん、暖かいコメントありがとうございます....！たこちゃんさんは作品にたくさんのコメントを残して下さり、その全てが私の励みになっています。本当に感謝しています。長くなるかもしれませんが、待ってて頂ければ嬉しいです！！ (2022年8月19日 0時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 作品の続きを見られる日まで待ってます！ (2022年8月18日 22時) (レス) @page40 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 続きが凄く気になります！作者様のペースで更新頑張ってください！！ (2022年8月8日 21時) (レス) @page39 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2021年3月17日 2時
