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＿＿＿＿＿刹那、轟音と共に塊のようなものがその場に落ちてきた。
視線を寄越すと、その塊は障子や出久、轟などの面々ということに気付き見え眉が動く。
ボロボロじゃないか....出久......
黒「知ってるぜ、このガキ共！！誰だ！？」
場に似合わないすっとんきょうな声の直後、荼毘と呼ばれたツギハギ男は出久らに向かって炎を放った。それを皮切りに各々がクラスメイトらに襲い掛かる。
未だ指一本動かない私は、出久らの痛いくらいの視線や焼くような熱い空気を肌で感じながら木の根元で変わらず凭れかかっていた。
すると、ハットを被り仮面を着けコートを羽織っている男が目の前に屈み、顔を覗き込まれる。
仮「初めましてお嬢さん。君がAさんかな？」
『あァ......』
Mr「俺はMr.コンプレス。早速で悪いが少し失礼するよ」
そう言ってぐったりと凭れる私を抱えて荼毘らに向き直った瞬間、闇中でもわかるほどの黒い霧が広がった。それは、USJの時を彷彿とさせる、“黒霧”と呼ばれていた敵の姿だった。
黒「合図から５分経ちました。行きますよ、荼毘」
荼「待て、まだ目標が」
『(目標......？)』
Mr「あぁ....気にする必要はない。ほれ、」
そう男はポイと荼毘に向かって球体の小さい何かを投げ、それを受け取った荼毘は口元を歪めて
霧の中へ消えた。
荼「問題なし」
Mr「さ、俺たちも行こうか」
抱える私に目線をやるMr.に視線で頷くと、呼び止めるように自身の名を呼ばれる。
緑「＿＿＿＿Aちゃん！！！！」
ボロボロになりながら、必死に追い付けまいと手を伸ばす出久。出来るなら、直ぐにその手を取って手当てでも何でもしてやりたいが、生憎体力も
理由も今は見当たらない。
だが、せめて、
『.........来なくていいよ、出久』
一言くらいはいいだろう。
抱えるMrの腕の力が強まり、その台詞に表情を真っ暗にした出久に微笑んだと同時に、視界は闇へと移った。
死「やあ、A。こないだ振りかな？約束通り迎えに来たよ」
『.......それには大層大掛かりじゃねェか？
こーんな仲間引き連れてよォ』
死「盛大じゃなきゃ意味ないだろ？」
霧が晴れるとすっかり景色は変わっており、どこかのバーの内装のような場所になっていた。
Mr.は抱き上げている私をその雰囲気に似合わない乙女趣味な椅子に座らせ、死柄木は顔の手を外して、にやにやとしながら顎をつき視線を寄越している。
相変わらず、気色悪ィ.....
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おはぎ(プロフ) - いちきちゃんさん» いちきちゃんさん、コメントありがとうございます！優しい言葉に胸が暖かく、嬉しい限りです。先が長くお待たせしてしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - とても素敵でした！いつでも待ってます‼️頑張ってください! (2023年2月14日 22時) (レス) @page40 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - たこちゃんさん» たこちゃんさん、暖かいコメントありがとうございます....！たこちゃんさんは作品にたくさんのコメントを残して下さり、その全てが私の励みになっています。本当に感謝しています。長くなるかもしれませんが、待ってて頂ければ嬉しいです！！ (2022年8月19日 0時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 作品の続きを見られる日まで待ってます！ (2022年8月18日 22時) (レス) @page40 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 続きが凄く気になります！作者様のペースで更新頑張ってください！！ (2022年8月8日 21時) (レス) @page39 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2021年3月17日 2時
