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結局、それからは手の空いた相澤先生に相手をしてもらい日が暮れるまで組み手を行った。
『それにしても先生ェ』
相「何だ」
『こうも
相「......別にいい。余計なことは気にするな」
『そりゃどうもォ』
相変わらずつっけんどんな態度に肩を竦め、軽く会釈してから夕御飯の準備のため食堂へ足を進めるていると、後ろから声を駆けられる。
「おいA、」
『？あ、勝己。勝己も準備しに行くの？』
勝「ん。」
隣を歩く私より幾らか背の高い勝己に視線をやりながら腕を捲る。
“個性”が“個性”なだけ、鍛練も大変なんだろうなぁ、とまだ赤みの残っている勝己の掌を見て思った。が、まじまじと見すぎたようで、視線に気がついた勝己は不思議そうに見返してきた。
勝「あ？ンだよ」
『んーん、別にィ？ちゃんと後で手ェ冷やすんだよ？』
勝「わぁーってる。ババアみてぇなこと言うな」
『母親のことババア呼びは良くないぞォ〜』
私の台詞に、べぇ、と舌を出す勝己に溜め息をつき、段ボールに入った野菜を手に取った。
『“クラス対抗肝試し”ィ？』
切「あぁ！あ、そういやこの話んときA居なかったっけか？」
食べ終わり、当番で切島と食器を片していると、そんな話題になり、首を傾げた。
発端はピクシーボブらしく、交代で規定のルートを二人一組で歩き、対クラスがそれを脅かす。ということらしい。
切「ここんとこずっと訓練ばっかだったから、こーゆーの燃えるな！」
『あー、まぁそう言われりゃそうだなァ』
切「もし俺達ペアになったら逆に脅かしてやろうぜ！」
『いいよ。もしなったらねェ』
切「おう！」
そうニコニコと眩しく笑っていたのがついさっき。今は相澤先生(の捕縛布)によって他の補修組らと無残に引き摺られて行った。
相「すまんな。日中の訓練が思ったより疎かになってたのでこっちを削る」
芦・瀬・切・上・砂「「うわああ堪忍してくれぇ
試させてくれぇ！！」」
『(うわぁ......)』
ピ「はい、というわけで脅かす側先攻はB組。
A組は二人一組で三分置きに出発。ルートの真ん中に名前を書いた紙があるからそれを持ってくること！」
順調にピクシーボブによる説明が進み、彼女の手の中からくじを引いた。
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おはぎ(プロフ) - いちきちゃんさん» いちきちゃんさん、コメントありがとうございます！優しい言葉に胸が暖かく、嬉しい限りです。先が長くお待たせしてしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - とても素敵でした！いつでも待ってます‼️頑張ってください! (2023年2月14日 22時) (レス) @page40 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - たこちゃんさん» たこちゃんさん、暖かいコメントありがとうございます....！たこちゃんさんは作品にたくさんのコメントを残して下さり、その全てが私の励みになっています。本当に感謝しています。長くなるかもしれませんが、待ってて頂ければ嬉しいです！！ (2022年8月19日 0時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 作品の続きを見られる日まで待ってます！ (2022年8月18日 22時) (レス) @page40 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 続きが凄く気になります！作者様のペースで更新頑張ってください！！ (2022年8月8日 21時) (レス) @page39 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2021年3月17日 2時
