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相「土相手にどうしたモンかと見てたが、そろそろ飽きたろ」
『お、相手してくれンですかァ？』
相「まぁな。」
首元の捕縛布からゴーグルを掛け、一度個性を解いたのか、手元に
相「時間は有限。来い」
『んじゃま、お言葉に甘えて？』
ぐっ、と土を踏みしめ距離を詰めて大振りで刀を振るうと当たり前だが“消されて”しまい、柄を握っていた右手は手持ち無沙汰になるが、そのまま殴ろうと握り直して左手は彼の捕縛布へ伸びる。
しかしその左手は空振り、右手も受け止められてしまう。そのまま足を払われ転ばさせられるが、
体制を直して踵を彼の横顔へ叩き込む。
『.....まァ、そうするわな』
顔を守るように十字に腕を構え、身構う先生。
しかし手応えはあったし、少しは本気だったため
青アザ程度にはなっているだろう。
口元を歪める私に、「少し気味悪い」と零した先生にもっと嗤う。
『いや、やっぱニンゲンだなァって思って！』
相「っ、！」
咄嗟に羽織を脱いで、彼の視界を遮るように被せ
ると、一瞬瞬きをしたため、元に戻る
今度は相手が振り向きながら蹴りを入れられるが
難なく受け止めその足を掴んで地面に身体を叩き付けてやろうとしたが、察知した先生が捕縛布を使い私を巻き上げて木に吊るしてしまった。
『さっすがヒーロー！伊達じゃないなァ、負けちゃった〜！....なぁんて、ね！！』
靴に忍ばせていた刃で捕縛布をブツ斬る。先生の首元まで伝っている捕縛布を引き、僅かに重心がズレたのを見逃さず先生を地面へ倒し手足を掴み拘束する。
『ね、センセ？』
相「.....退けろ」
舌打ちをする先生の上から降り、欠伸を漏らす。
『やるなら個性ナシでやりません？キリないですよォ〜』
相「そんなんじゃ合宿の意味ないだろ」
『今更ですねェそれ』
自身のゴーグルを外し、頭を掻く先生。相変わらずドライアイであるその瞳は真っ赤に充血しており、見てて少し痛々しい。
相「.....やるなら、本気でやれよ」
『はァーい』
目薬を差し、若干面倒くさそうにする先生。それに苦笑しつつも、もう一度拳を振り上げた。
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おはぎ(プロフ) - いちきちゃんさん» いちきちゃんさん、コメントありがとうございます！優しい言葉に胸が暖かく、嬉しい限りです。先が長くお待たせしてしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2023年2月15日 19時) (
レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - とても素敵でした！いつでも待ってます‼️頑張ってください! (2023年2月14日 22時) (レス) @page40 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ(プロフ) - たこちゃんさん» たこちゃんさん、暖かいコメントありがとうございます....！たこちゃんさんは作品にたくさんのコメントを残して下さり、その全てが私の励みになっています。本当に感謝しています。長くなるかもしれませんが、待ってて頂ければ嬉しいです！！ (2022年8月19日 0時) (レス) id: 0cc47c4f65 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 作品の続きを見られる日まで待ってます！ (2022年8月18日 22時) (レス) @page40 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
たこちゃん(プロフ) - 続きが凄く気になります！作者様のペースで更新頑張ってください！！ (2022年8月8日 21時) (レス) @page39 id: 4736b338e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはぎ | 作成日時：2021年3月17日 2時
