まあ言うなれば''ドジ''が原因の先輩【ツルネ】 (ページ46)

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解決、カレー事件ページ46

『いやぁ、2日程度っていうね、ほんのちょっと調子が優れないだけで？

まぁ…スランプとかね！抜かしとこと言ってすんませんでした！』

「先輩調子戻って良かったですね！」

「誰だって不調な日はありますよ、気にしないでください」

『ありがとね〜！不調治ったし！カレーは美味しいし！なんていい日〜』

あれから時はすぎて

もうそろそろ暗くなりだす頃かな

男子が作ってくれたカレーを夕飯で食べてる

てか女子4人で集まって談笑しながらの食事楽しくてさ

ついつい要らんことまで喋っちゃいますわ

食べ終わったら女子はお風呂、男子は後片付けなんだと

可哀想な下僕たち

「食事中失礼…A、お前はまだ少し間違ってるな」

『ん、マサさん』

「今回の不調は、お前が意識を改められなければ、明日も明後日も

その先長い間も…ずっと付き合っていくことになっていたかもしれなかったものだ」

『ふむ』

「確かに昨日、今日とで持ち直せたからよかったが

それを抜かしたこと、だなんて思っちゃいけない」

「お前は存分に悩んで、兎に角色んなことを考え抜いて

ようやく大切なことに気づいたんだ、それを軽視するなよ」

『はい』

「……それと、カレーこぼしてるぞ」

『予測して膝にナプキンをしいてましてよ』

「…そうか、それでも気をつけろよ」

話してたらマサさんがきた

カレーを零した件については話を聞きながら食べてたとかじゃなくて

口に運ぼうとしてたスプーンをね、そのままの状態で放置しちゃったのが原因

戻せって言うのはもっともなんだけど、そこまで頭が回らんかった

太ももにボトってなんか落ちてきたから流石に気付いたよ

「ごめーん！女子のテーブルにソースある？」

「ソース…？」

『ん、ここあるよ、ほい』

「はい…どうぞ」

「ありがと」

『七緒くんカレーにソースかけるん？』

「うちはいつもかけてるんですよね！先輩はかけません？」

『カレーにソースは初めて聞いたな〜、待って私もかけてみよ！』

七緒くん…そもそもカレー自体がかけるものじゃないかな！

まあ目玉焼きとかをトッピングする人もいるし似た感じかな

「んぶッ！！？」

とか思ってたら七緒くんが何やら吹き出した

やっぱりソースは違かったか？無理しちゃったか？

「げっほ、げほ……ﾝ゛！…ごほっ！」

「ちょ、七緒大丈夫かよ」

「ゲホッゲホ……！…びっ、くりしたぁ！大丈夫！