まあ言うなれば''ドジ''が原因の先輩【ツルネ】

順番決め ページ18

「じゃ、あと1分」


『…おーおー焦っとる焦っとる』


「そら焦りますよ…」


「ていうか、私達も順番決めなきゃ」


『……ここは先生、お願いしますよ！』


「うーむ…せっかくの機会じゃ、みんなで決めてみたらどうじゃ？」


「俺もそれがいいと思います。とりあえず今回だけ、な？やってみろ」


『うぇー……』





ニヤニヤしやがってよー！

こういうの大体先輩の私がやる流れじゃんね？？？

試合経験も大会に出てたのは私だけっぽいし

しゃーねぇ

先輩風？吹かせてみよっかなって？思いますかねぇ！





『うーん、3人は三人立ちとかやった？』


「軽く1、2回だけですが…」


「妹尾、乃愛ちゃん、私…だったかな？…あとこの逆の順でやりました！」


『成程〜？じゃあここ3人は固定でいっか、はじめに言ってた順で

あとは私とマサさん達をどこに入れるかねぇ……マサさん達は落ちかな、ラスト大事だし』


「…あ、先輩は転校前まで団体戦出てたんですよね？その時はどの立ち順だったんですか？」


『基本大前かな、落ち前と落ちもやったことあるよ』





部内のメンバー選抜地獄だったけどな

あんな先輩から圧力感じることないって





「えー凄い！1年生でですか？」


『うん、まあ多分だけど他の人より歴長いしね〜

中学の頃もそうだったから、大前がいちばん慣れてるかな！』


「成程……じゃあ先輩は大前で、間に私たちですかね」


『だね〜』





こんなベラベラ喋ってよく1分超えんかったな

ある意味才能じゃん(？)





「先生たちも、それでいいですか？」


「ああ勿論、異論はないさ」


「みんなで力を合わせて頑張ろうの」


『おー！』

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