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side A





……っはァァァ!

集中するって体力使いますわほんま!!

いやでも素晴らしい!

めっちゃ綺麗な中りじゃない?

やっぱ試合とかの人に見られて引く弓って調子上がる気がする





「凄いな、綺麗な中りじゃないか」


『いや〜、今日は特別調子いいです!やっぱ本番に強いタイプなのかも!』


「これはこれから先の活躍にも期待じゃのう」





どんなもんだい

先輩としての威厳も保てたしこれは完璧





「先輩めっちゃ凄かったです!あの、なんか!ゾワゾワ〜って!オーラが!」


『へへへよせやい』


「久々に見ましたけど、以前より実力が上がってるなんて流石ですね」


『部活はしてなくても一応毎日弓は引いてるからねぇ』


「……本当に上手いんすね」


『君ギリギリまで信じてなかったな??』


「はは、無理はないさ」


『え』


「まあでもお前ら安心しろ、Aはこれまでに色々な大会を経験してきて、結果も残してきた。実力は間違いなくある。だから先輩としての認めてやってくれ」





…所々失礼なんだよな

無理はないさ

ですってよ???





『…あそうだ、久々に見せてよ!静弥くんと湊くんの弓引くとこ』


「あ、……」


「…」


『…あ、もしかして今日調子悪い?』


「いや、違くて…」





…え、何なんか急に空気重くなってません?





「あの、実は俺中3の時に、大会で





─────早気になったんです」





…おい私デリカシー無いどころじゃなくね

早気→←その名は恐怖心



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作者名:ペン太郎 | 作成日時:2023年2月11日 0時

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