【鬼滅の刃】風柱の継子ちゃん。

47 来世で会いましょう ページ48

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受験生のくせに中間テストの成績が落ちて、
父ちゃんと母ちゃんに予備校にぶちこまれた。


ちなみに期末で点数上がってないと携帯没収されるのでもう必死。
だって令和のJKが携帯持ってないって。
死、あるのみってかんじ。




でも予備校に行き始めていいこともある。



大学生で、講師のバイトの不死川先生。



数学教師を目指してるらしくて、教え方上手いし怖そうに見えて実は優しい。
そして懐かしいような、何かわからないけど惹かれるものがあって。
好きだと自覚するのに時間はかからなかった。


まあ顔はめっちゃ怖いし間違えるとブチ切れられるし、こないだ一緒に授業うけてた男子が数学なんか社会で役にたたないって言って窓からぶん投げられたけどね。
スマブラすぎて爆笑だった。
キャラクター選択画面にいたらわたし絶対に先生選ぶわ。




「この問題解けた奴から帰っていいぞォ」




詰んだ。苦手範囲の、応用問題。
まじで全然わかんなくて気がついたら教室にいるのはわたしだけになってた。





「先生ごめん、遅くなりました」

「…なんだァちゃんとできてんじゃねェか」




どうしても、ここでこの公式使うってひらめかなかったの。ごめんなさい。ともう一回謝ると、謝んじゃねェと頭をポンと叩かれる。




「遅くなったから送ってやるよォ」






予想もしてなかったその言葉に、やった！ラッキー！って思ったわたしは、そうですずるい女です。

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