【鬼滅の刃】風柱の継子ちゃん。

12 ページ13

.






朝方、やっぱり傷だらけで帰ってきた師範。
いらねえ！って怒られたけど聞き流しながら、しのぶさんにもらったえげつないくらいよく効く傷薬を塗ってあげた。



「ねー師範」


「なんだァ」


「わたしの同期の妹刺したってほんと？」


「…竈門かァ」


「もー、女の子には優しくしないとだめですよー」


「あいつは鬼だ」


「人を食わない鬼といきなり女の子ぶっ刺す師範なら師範のがよっぽど鬼です」


べー、と舌を出すと無視された。なんなの。







「朝ご飯、なんか食べます？」



あァ、といるんだかいらないんだかわかんない返事が返ってきた。返事ははいかいいえってお母さんに習ってないのかなー！


ご飯とお味噌と余ってた鮭を焼いて、アオイに教えてもらった卵焼きも作って持って行った。




「うまいですか師範」


「まあいつも通りだなァ」


「うまいってことでいいの？それ」


そう言ってけらけら笑うと、師範は卵焼きをお箸でつまんだ。




「これはすげえうめェ」


「やだめっちゃ嬉しい」





素直じゃない師範が時々素直で可愛いです。

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す