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父ちゃんと、母ちゃんと、わたし。
裕福じゃないけど、明るい家族。
それなりに反抗したこともあるけど、
愛されて育ったと思う。
「A、逃げなさい!」
やだよ、父ちゃん
「お願い、生きて」
なんでなの、母ちゃん
動かなくなった両親と
近付いてくる鬼を目の前にして、
腰を抜かしたわたしの視界を遮ったのは
「下がってなァ」
殺、と書かれた大きな背中。
「悪かったなァ」
「…え?」
「もう少し早く来れてたら、お前の親も助けてやれたかもしれねェ」
違う、あなたのせいじゃない。
そう言いたいのに、言葉にならない。
俯くわたしに、傷だらけの手が差し出された
「行くとこねえなら俺のとこ来るかァ」
優しく笑った彼の手を握った。
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緋月。緋月の館(プロフ) - ちょっと… リビングで見てて… 可愛いおはぎちゃんで… 噴いてしまったじゃないか…w ウヒャハウヒヒヒイヒヒヒャヒャヒャッツ (2020年7月12日 14時) (レス) id: e8a2d305fe (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 善子ちゃんさん» 不死川さんが女の子口説くとき言いそうランキングの18位です(?) (2020年7月12日 9時) (レス) id: 99f6d7a18f (このIDを非表示/違反報告)
善子ちゃん - 可愛いおはぎちゃん????(www) (2020年7月12日 6時) (レス) id: 256e4b6095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴの | 作成日時:2020年7月8日 22時