【声優】やたらと隣人が詰めてくる。【遊佐浩二】 (ページ21)

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#19.至福のひととき (＊) ページ21

※お知らせにもあったように、ここから既存のアニメ作品や曲名が多数出る予定です。

苦手な方はブラウザバックを推奨します。

『ふぅ…さっぱりさっぱり』

お風呂からあがり、タオルで髪の毛を拭きながら
DVDプレイヤーにあるDVDを差し込み、
すぐさまリモコンを持ちテレビをつける。

すると画面いっぱいに流れてきたのは…

《俺、参上！！》

『きゃー！！！モモタロスー！！！！』

私のお気に入りの中のお気に入りの作品で、大好きと言っても足りない程愛してやまない作品、
「仮面ライダー電王」だ。

かと言って特別特撮系が凄く好きって訳ではないのだが、小さい頃にプリキュア目当てでテレビをつけたらこの番組がやっていて、プリキュアまでの暇つぶしと思って見ていたら思いのほかすごく面白くて、見ていたプリキュアより当時どハマりした作品のひとつだ。

個性的で魅力的な登場人物は勿論、メインで演技する演者やスーツアクターのクオリティの高さ、話が進むごとに惹き込まれるストーリー性は今見返しても胸打つものがある。

『(電王と出会う前の当時の私はまさかプリキュア5より全く違うジャンルの仮面ライダーにハマるなんて思ってなかっただろうなぁ…)』

電王についてざっくり説明すると、

主人公の野上良太郎は特異点という特別な体質を持った人物で、その良太郎にある日モモタロスというイマジンが憑依するというところから話が始まる。

話ごとに変わる登場人物の欲望を聞いて過去を変えようとする敵イマジンと戦い、過去と現在を守るというストーリーだ。

だがそのイマジンというキャラが作品の中でも屈指の人気を誇り、私にも推しがいるのだが正直全員好きで推しを決められない。

そんな当時の事を思い出しながら懐かしい思い出に浸っているとテレビの大画面に推しキャラの1人が登場する。

《お前倒すけどいいよね？答えは聞いてない！》

『っはぁぁむり…むりむりむり……

むしろ倒して…倒されに行くから…』

そう。それがこの紫色のイマジンリュウタロス。

見た目は暗い紫色をした龍をモチーフにしているキャラクターで、一見とっつきにくい不思議ちゃんキャラかと思いきや、子供っぽい性格で気分屋でわがまま、しかも良太郎のお姉さんに一目惚れしてしまいメロメロという初見殺しのようなキャラクターだ。

こういうヒーロー特撮系あるあるだが、キャラごとに個性的な決め台詞があるのも魅力であり虜になる理由のひとつだ。

そして戦うシーンが終わり、話の場面が切り替わる。