隣はやっぱりアナタです。 * Ohmiya-SK * Part 2

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★ Ｎ side


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つい､あの国民的ゲーム「マルオ」に熱中しちゃって､時刻はもう夕方。


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さっきより､窓から入る日光がオレンジ色になってるから


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もう日が暮れちゃうぐらいかな…いや､そんなに早くはないか。


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お昼ご飯にはピザをとって食べた。


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受け取る時の翔ちゃんの変装が､もうほんとに面白くて。


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だって…潤くんのサングラスに､そのへんに置きっぱなしだった俺の派手目な帽子。


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俺でもあまり被らないような帽子なんだけど…。


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家の中でサングラスは普通しないのに､それに加えてあの帽子。


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店員さんも驚くよね､そりゃ。


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まあ､結局バレちゃったんだけどね。

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てか逆にバレるよね。そんな恰好してたら､もう芸能人にしか見えないでしょ。

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でも…相葉さんのバカでかい声がなければ､もっとマシだったかもしれない。←


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ふあーっとのびをして､ごろんと後ろに寝っ転がる。


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夕方はエアコンをつけなくてもいいぐらいの気温で､


窓を開けてるだけで居心地がいい。


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何といっても､この光だよね。ポカポカしてて気持ちいい。


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このまま寝ちゃってもいいかな…なんて。


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急にゲームの音がしなくなったと思ったら､翔ちゃんも潤くんも相葉くんも

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俺と同じように横になっていた。


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会話がなくても､お互いの気持ちがわかる。


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一緒にいるだけで､こんなに安心できる……それが､"嵐"。


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俺達のまわりだけは､ゆっくりとした時間が流れてる気がする。


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低くて優しい翔ちゃんの声が､俺の耳に聞こえてきた。


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「俺ら…もう十何年もやってきたんだな…」


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「…そうだね……なんか､早かったよね…」


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「でも…すげぇ幸せだよな…俺ら」


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「うんっ､俺もすげー幸せっ♪翔ちゃんもニノも松潤も……リーダーも､


　ずっと一緒に頑張ってきたんだもんね」


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今までのみんなとの思い出は､ぜんぶが大事な宝物。


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ほんとに､いろんなことやってきたな…俺ら。


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その"いろんなこと"の隣には､いつもみんながいるんだ。


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もちろん…大野さんも。


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大野さん､大野さん……あいたいよ。


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ふにゃっとした笑顔が見たい。優しい声が聞きたい。


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大野さん―――――


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大野さんの笑顔が､頭の中に浮かんだ時だった。


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着メロが､部屋に響き渡った。


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