隣はやっぱりアナタです。 * Ohmiya-SK * Part 2

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★ Ｎ side


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「……超イイ匂いするんだけど」


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まだ寝ボケてるのか､ソファーのクッションを抱きながらキッチンを

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覗きこむ潤くん。


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潤くんの目線の席には……自分で言うのもあれだけど､


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素晴らしい手さばきで料理を作る俺がいた。


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メンバーの中では､潤くんの次に料理ができる自信がある。


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…まあ､のこりがあの3人だもんね。消去法で俺だよね。←


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「ニノ､最近また料理うまくなったんじゃない??」


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「最近は自炊するのにハマってんの。自信作だよ」


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「へぇ♪じゃあ翔くんたちを起こすとします…か､っと」


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伸びをしながら話す潤くん。


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うーん…どこからみても可愛い。365度可愛い…。


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パンをトースターにセットすると同時に､潤くんが


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翔ちゃんの手をひっぱってリビングに入ってきた。


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あれ､相葉くんは……って一瞬思ったけど､すぐに翔ちゃんに手を惹かれて


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リビングに入ってきた。


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3人が手を繋いで歩く光景……さっきから何回も言ってるけど､やっぱり可愛い。


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疲れてる体に優しいミネストローネに､玉子焼きを乗っけたトースト。


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簡単なものだけど､愛情はこもってる…なんつって。


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みんな「うまいうまい」って食べてくれるから､作ったほうもなんだか嬉しいんだよなあ。


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綺麗になった皿を片づていると､翔ちゃんが洗面所のほうから

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カゴにいっぱい入った洗い終わった服を抱えてきた。


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「ニノ､これやっとくね〜」


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「ありがと翔ちゃんっ。ごめんね」


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「俺も手伝うー♪」


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…相葉くんのお手伝い…不安だな。←


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食器を片付けると､ちょうど翔ちゃんたちも干し終えたみたいで､

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目が合って…あ､やっぱり相葉くん､上手にお手伝いできなかったのね…。


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ベランダを覗くと､キレイ…キレイ……あ､あれは相葉くんがやったんだな。


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特にやることもなくて､みんなでゲームすることにした。


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なんか久しぶりかも…こうやって昼間からみんなでゲームするなんて。


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こういう時間もいいよな…たまには。


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