隣はやっぱりアナタです。 * Ohmiya-SK * Part 2

★ 番外編　(´･∀･｀) < 10　 ページ22

．


．


「……ったく､ホント心配させないでくださいよ?? びっくりしたんだから」


．

「ごめんね､ニノ…」


．


．

．

ニノんちで､夜ごはんの準備中。


キッチンにたつニノをあまり見た事が無いから､すごく新鮮。


.


「できましたよ」って優しい声が聞こえて､顔をあげると


おいらの大好きなカレーをもった…大好きなニノがいた。


.


コトンとおいらの前に置いてくれたカレー。


ニノがご飯作ってくれるなんて…いつぶりだろ。


.

大体おいらが釣った魚をおいらがさばいてるからね…。←

.

.


.

「もうちょっとゆっくり食べて下さいよ。」


.


「だって美味しいんだもん ! ニノの手料理ー♪」


.


.

.

目を丸くして､俯いたニノ…ちょっと照れてる ??

.


テンション高いおいらと､いつも通りの静かなニノ。


温度差はあるけど､でもなんか…これがおいら達だなって感じ。



.


テレビの音だけが響く広いリビング。


ニノは無表情のまま､もくもくとカレーと食べている。


.


おいらといても､楽しくないのかなあ。


.

…仕方ないよね。




だっておいらの自己管理ができなかったせいで､ニノんちにいるんだもん。


やっぱ迷惑だったのかなあ…。



.



カレーを食べ終わって､ソファーに座る。




後片付けをしてるニノを手伝おうと思ったんだけど､


「安静に ! 」って言われてソファーに座らされちゃった。


.



ふと､人のぬくもりを感じた。


.

後片付けを終わらせたニノが､おいらの横に座って


こてん､とおいらの方に頭をのせてる。


.

いつもなんだけど…いつものことなんだけど。


何だか緊張しちゃって…体が固まる。


.


.



「にっ､にの… ?? 」


.


.



声が強ばったのをニノもわかったのか､くすっと小さく笑った。


.


.


.


「ずっと…俺の隣にいてくださいね…」


.


.


.


ニノが…優しい､ホントに優しい声でそう言った。


.
そんなこという性格じゃないのはおいらも知ってるから､ビックリしてニノのほうをみる。


.


…ニノは､おいらに寄り掛かったまま寝ていた。



よーくみると…ほんのり､ほっぺが赤い。


.


…気のせいじゃないよね。


おいら､ずっとニノの隣にいてもいいんだよね… ??



.


じゃあ…ニノが嫌がっても､絶対離れてあげないんだからっ ! ♪


.


.


.


「和…大好きだよっ」


.


.


.



目を閉じてるニノが…小さく､笑った。


.


.


fin...**


.


.

番外編　完結★!､→←★ 番外編　(´･∀･｀) < 9　

ラッキー大宮sk ★ セリフ編←

どんな智も好き (.ﾟーﾟ) Kazunari

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す