隣はやっぱりアナタです。 * Ohmiya-SK * Part 2

★ 番外編　(´･∀･｀) < 9　 ページ21

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じっとおいらを見つめるニノの瞳は､


なんだか吸い込まれそうなぐらいだった綺麗。


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小さく､ニノの唇が動いた。


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「……前にも言ったでしょ。

　『嵐は､5人で嵐なんだ』って。俺らの真ん中のリーダーが欠けちゃ意味ないの。」


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「ん……ごめんね…??」


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「…ふふ。これからは､ちゃんと体調管理してくださいね??」


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おいらの頭をくしゃくしゃってしながら笑うニノ。


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そのふわってした優しい笑顔が…大好き。



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トントン､と小さいノックの後､病室のドアが開く音がした。


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視線を向けると､そこに立っていたのはマネージャーさん。


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もう大分落ち着いてるし､すぐにでも院できるらしい。


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その報告の後にしっかりと叱られちゃったけど､心配してくれたってのがビシビシ伝わってきて。


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ニノとマネージャーさんに…すごく感謝。


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マ「しばらく､僕の家に泊まります?? ちゃんと体調が回復するまで…」


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「ん…そうしようかな。またお世話になりまーすっ」


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マネージャーさんに生活を管理してもらうのは､これで何度目かわかんないくらい多い。


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つい栄養偏ったりしちゃうからな…ニノのこと心配したおいらが


倒れちゃ､元も子もないよね。


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ふ､とおいらの前に影が出来た。



…ニノが､おいらとマネージャーさんの間に立ってた。


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「 俺が､大野さんと一緒に住んじゃダメですか? 」


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…一瞬､自分の耳を疑った。


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ニノと……一緒に住んでも､いいの??


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マ「そ､それは…」


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「最近はちゃんと自炊してるし､大丈夫です。自宅も大野さんちの隣だし」


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マ「…本当に､大丈夫ですか??」


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「はい。」


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強気で言いきるニノは…なんかいつもよりカッコよく見えた。


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マネージャーさんはちょっと悩んだみたいだけど…しぶしぶ了承してくれた。


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今日から…ニノと､住んでいいんだ… !



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言葉ではうまく言えないけど､とにかく嬉しくて。


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「俺んち帰ろ」って優しく言うニノの手をとって､あの日みたいに


2人で夕陽が照らす道を歩いた。


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