隣はやっぱりアナタです。 * Ohmiya-SK * Part 2

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★ Ｎ side


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俺の肩に頭をのせて､呑気にぐーぐー寝てる人物。



……あれ､大野さん?


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え､ちょ､なんで普通に寝てんの??


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アナタ行方不明になってたんじゃ……。


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ま､いっか。


こうやって…何事もなかったように寝てるんだから。


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やっぱり､俺の隣は――――――


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ゆっくりと目を開けると､真っ先に飛び込んできたのは…

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翔ちゃんの､超絶可愛い寝顔だった。


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ん……大野さんは…??


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…あ､夢か。


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でたよ……夢オチ。

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いくらなんでも､ベタすぎるでしょ…。

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傷ついた自分がいて､1人でちょっと凹んだ。


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手に違和感を感じた。


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なんか…包まれてる感じ。


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もぞもぞと下を覗き込むと､その原因がすぐにわかった。


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…翔ちゃんの手らしきものが､俺の手をぎゅっと握っていた。


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……俺が不安にならないように､ずっと握っててくれてたのかな。


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翔ちゃんのこういう優しいところ…大好き。


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まだ起きたくない気持ちのほうが大きかったけど､


たしか今日はレギュラーの収録あったし……みんなも個人の仕事あるだろ。俺は無いけど。←


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声をかけながらそっと翔ちゃんの身体を揺らす。


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潤くんも同様だけど､相葉くんだけは…ちょっと大変。

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なかなか起きてくれないんだよな…(笑)

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とりあえず､身体をちょっと強めに揺らす。

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それでも起きないってわかったら……相葉くんの鼻を､むぎゅっとつまむ。


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大体はこれで起きるんだけど……さすがに昨日のことで疲れちゃったのか､


悪夢を見てるような顔してまだ寝てる。


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仕方ない…あとで起こしますか。


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眠たい目をこすりながら､身体を無理やり起こす翔ちゃんと潤くん。


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やっぱ疲れてるよな…ごめんね､2人とも。


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リビングに置きっぱなしだったケータイが､チカチカ光ってる。


メールかな…??


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送り主はマネージャーさんだった。


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しかも宛先は…俺だけじゃなく､翔ちゃんと潤くんと相葉くんもだった。


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……内容には､さすがの俺でも驚きますよ。これは。


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「みんな……今日､オフだって。収録延期だって……」


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「まじっ?! じゃあ俺､二度寝するっ!!! 」


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一目散に寝室に向かった翔ちゃん。


やっぱ眠たかったのか…。


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潤くんと目があって､2人で笑った…(笑)


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どんな智も好き (.ﾟーﾟ) Kazunari

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