HP回復できない魔法士が弱すぎて困ってます。 (ページ4)

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1日目3話～W主人公達の出逢い～　葛男目線ページ4

葛男は目を開けた。だが自分が知っている世界とは全く違う、所謂異世界だった。

葛男「……ここが色ボケ爺が言ってた世界か……？」

葛男がそういったとき、一筋の光が空から降ってきた。

葛男「何事っ！？」

ナナだ。ナナが転送魔法によって、この世界に落ちてきたのだ。

ナナ「…い、いったぁ。なんなんあの変態髭濃すぎキモクソジジイ…」
葛男「だ、大丈夫か…？」

葛男はナナに手をさしのべ、手をとったナナを引き上げた。

ナナ「う、うん。大丈夫…です。それより、あ、貴方は…？私はナナ、と言います。」
葛男「そうか。大丈夫か。良かった。俺は葛男。19歳の大学生だ。あんたも色ボケ爺に転送されたのか？」
ナナ「は、はい。」
葛男「そうか。しっかし、何をすればいいのだか分からんな。色ボケ爺に何も説明されてないからな。」
ナナ「はい。私も全く説明を受けてないです。せめてお金くらい持たせてくれればいいのに。」

そう話していたとき、急に神が説明をしに降臨してきた。

色ボケ爺(神)「今から説明ターイム！」

ナナ・葛男「「今更！？」」

色ボケ爺「ごめん、ごめんて。てか要らんとこでハモるね、君達…」

ナナ・葛男「「早く金と説明を寄越せ色ボケ爺！！！！」」

色ボケ爺「ごめんなさい何でもします許してくださいヲッパッピー」

凄いデジャヴ感が漂うなか、ナナと葛男はニヤリと笑った。そしてナナと葛男が要求を言っている間、1日の終わりと、世界の終わりも近付いていくのだった…

1日目～fin～