太宰治×風邪 ページ13
「んっ、はぁ…ぁぁ…///」
熱っぽく色っぽい声を出す治。
決して今は夜中でもないし、
そーゆー事をしているわけでもない。←
そう、彼は珍しく風邪を引いてしまったのだ。
滅多に病気なんてしない彼が風邪をひくのだから、
今日はなにか起こりそうだ。
「Aちゃ…し…ぬ…」
「良かったじゃん」←
「ひど…!」
「うーそだって…はい、」
「ひゃ」
私は濡れたタオルを治のおでこに乗っけた。
冷えひえにしたので、とても気持ちいいはず。
間抜けな声出してるし。
「きもちぃ…よ…A…ちゃ…ん♡」
ここだけ聞くとだいぶエ ロいが、
先程から言うように私達は
そーゆー事をしている訳では無い。←
「なんか、りんごとか食べれる?すりおろしたやつ」
「いらない…」
「ん、まぁ無理に食べるのは良くないけど…何か飲み物は飲んどかないと」
私はコップに水を入れて、
太宰に手渡した。
ついでに薬も飲ませた。
「あ、りがとね…」
「んーん、早く治しなよ」
治がこんなに弱ってるの珍しいから、
何かちょっと可愛い。
私は一応お粥を作っておいておくことにした。
すりおろしりんごも。
台所から寝台のある部屋まで戻ると、
治は寝てしまっていた。
なんとなく、隣にいてあげたくて、
近くの椅子に座って本を読むことにした。
「A…ちゃ…ん…ぅぅ」
夢でも見ているのか、時々私の名前を呼ぶ治。
なんだかちょっと愛おしい。
一時間程して、治は突然目を覚ました。
「あれ、Aちゃん…まだ、いたの」
「うん、なんとなくね」
「大好きだよ…」
「何その突然の告白w私も好きだよ」
「こっち…きてよ」
「ん、しゃーないなぁー」
私は治の方へ近寄ってやると、
嬉しそうに微笑んで、私の手を握った。
「Aちゃんの手、つめたい…」
「そぉ?まぁ私冷え性だからなぁ」
「ほっぺ、さわって…」
子供みたいだな。もう。
両手で治の頬を包み込んでやった。
「ふふふぅ…♡」
「きもちい?」
「うん…」
「治のほっぺあっついなぁー」
「ねーぇ、ちゅーしてよ」
「え、移る」
「お願い…」
ちゅ、と軽くキスしてやった。
治はたちまち微笑んで、
「移ったら看病してあげるからね…♡」
嫌な予感しかしない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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彩優(プロフ) - ワドさん» ぎゃぁぁすみません申し訳ございません!!訂正させていただきました…!!ご指摘大変ありがとうございました!! (2018年4月2日 8時) (レス) id: dd066ac63f (このIDを非表示/違反報告)
ワド(プロフ) - まだ読み途中ですが、中也の彼シャツで「髪」が「神」になってましたよ? (2018年4月1日 21時) (レス) id: a59adbb5d5 (このIDを非表示/違反報告)
彩優(プロフ) - this 長文失礼しますさん» ひゃー!良かったです!!ですね…可愛いかよがれちゃん…←ありがとうございます!頑張りますねー!! (2017年12月23日 20時) (レス) id: e31a3842a9 (このIDを非表示/違反報告)
this 長文失礼します - 彩優さん» うぉッ!!閲覧遅れました!最高です!やつがれくんは風邪引いたらツンデレのツンがなくなりそうですww そして、完結おめでとうございます♪続編期待してますよー!でも、無理はしないでくださいね.。* (2017年12月22日 23時) (レス) id: c8a40548e4 (このIDを非表示/違反報告)
彩優(プロフ) - ハウスダストさん» ありがとうございます!!頑張りますね(*´˘`*) (2017年12月21日 15時) (レス) id: e31a3842a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩優 | 作成日時:2017年10月28日 6時